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その後、ショートケーキは
冒険者達の胃袋に収まり
オーディンたちは昔話に花を咲かせた
マリアンヌは席を立ち
店の片付けと明日の仕込みを始めた
「明日は唐揚げにしよっか、定食とサンドイッチどっちがいいかな〜」
「ごはん!」
「ごはんごはん」
「じゃあ、メインは唐揚げ定食にします!」
「「わーい」賄いも?」
「そうね、賄いも唐揚げにしよっか」
「やった!やった!」
「嬉っし〜いな〜♪」
「さ、にんにくと生姜すりすりしますか!
鶏肉は誰が切ってくれるかな?」
「俺切る!」
「私生姜!」
「じゃ、私がにんにくね」
3人は分担して大量の鶏肉を仕込む
大きなボウルに3つほど
漬ける作業はあっという間に終わった
「唐揚げだと油は他には使えないから、デザートはプリンとかひんやりスイーツにしようか」
「チーズケーキも!」
「そうね、持ち帰りも考えるとチーズケーキもいいね〜
キキはレアチーズならもう作れる?」
「まかせて!何ホールにする?」
「そうね、5つお願い」
「俺は?」
「フルーツソースを3種お願いします。」
「わかった!苺とブルーベリーとマンゴーにする!」
「素晴らしい!いいと思う!」
言われるままバンバン材料を出すマリアンヌ
その様子を見ている冒険者達は
「なあ、子供っていうか」
「店主と店員のような…」
「保護してからずっと働いているからな。マリアも最初は簡単な作業から手伝って貰って
やりたいと言えばできるまでやらせていたし
店では店長と呼ぶんだって言ってちゃんと給与も出してるはずだぞ。うちの子は優秀なんだ。」
「オーディンが人の事、こんなにしゃべるなんて…」
「しかも、女性を愛称で呼ぶとか…」
「完敗だね♪」
「コレットさっきから酷くない?」
「心にグサグサくるわ〜」
「2人ともオーディンを応援しなかった罰だもの、しっかり反省してください。」
「しかし、オーディン。このケーキとか王都でもやっていけるぞ」
「マリアは…ここがいいんだ。俺も辺境伯様には世話になってるからな
この土地で生きていきたいんだ。」
「そっか。なあ、王都でここの話してもいいのか?」
「ああ、店の宣伝なら大歓迎だ。特別扱いは貴族にも全くしないからな」
「マリアンヌさんらしいね。」
「みんなが大事なお客様らしい。この前も
ギラギラの貴族を追い返してたぞ」
「素敵!」
コレットはマリアンヌに憧れているようだった
マリアンヌがオーディンの側にきて
「皆さんお腹すかないのかしら?
唐揚げだったらすぐ用意できるわよ。
ブランデーも出そうか?本当はエールの方が合うのだけど」
「買ってきます!」
ルーカスさんがビシリ!と敬礼して
ミランダさんを連れて走って行った
「明日の仕込みの物だろう。いいのか?」
オーディンが気を使う
「ロッタとキキも食べたいみたいなの
大丈夫、いざとなったらスキル使うわ
用意するわね。」
「マリア、ありがとう」
「どういたしまして」
軽くハグをかわすと
調理場へ戻っていった
「さ、唐揚げあげちゃうよ!
ポテトも揚げちゃうよ!」
「「いいの!?」」
「いい匂いだもの食べたいよね」
「うん!」
「じゃがいも準備する!」
ボウル1つ揚げることにした
ポテトを先に揚げだすと
「エールお待ち〜♪」
とルーカスさんとミランダさんが帰ってきた。
「オーディン、エールきんきんに冷やして」
「了解!ミーシャ氷魔法でエールを冷やしてくれ」
「エールを冷やすの?」
「マリアが言うんだ間違いなく冷やした方が旨い!」
「わかったわ。凍らせ無い様に加減するから
樽の蓋開けて」
そっと氷魔法でエールを冷やした冒険者達
「ポテト揚がったよ!」
とキキがお皿いっぱいのポテトフライを持ってきた
「野菜もどーぞ」
とロッタがスティック状に切ったきゅうりや人参大根などをマヨディップとともに持っていく
同時に孤児院様にも準備をする
「お待たせ!収穫したぞー!」
とアギーが入ってきた
「アギーありがとう、今日はこれ持って行って
夕飯にどーぞ」
山盛りの唐揚げを3皿とポテトフライを1皿渡す
クッキーの小袋をそれぞれ持たせ
気をつけてね〜と見送った
「唐揚げ揚がったよ〜!」
マリアンヌの声でキキとロッタが運ぶ
キンキンに冷やしたエールをコップに注ぎ
乾杯とやってから唐揚げを食べたい一同
「旨い!」
「鶏肉ってこんなに美味しいの?」
「ジューシー」
「グビグビ、くー!最高!冷えたエールとめっちゃ合う!」
先にエールまでたどり着いたミランダを見て、すぐにエールをあおる面々
「くー!」と美味しい感嘆をもらしつつ食べまくる
「この揚げたお芋も塩がきいててエールと合うね〜!」
呑んべ達は、ほったらかして
マリアンヌとロッタとキキは
ごはんと味噌汁を用意して
「「「いただきます」」」
ぱくぱくと夕食を開始
「美味しいね」
「ママのお料理世界一好き」
「オレも」
「ありがとう。私はあなた達が世界一好きよ♪」
和気あいあいと家族の食卓だ
チーズケーキとフルーツソースは冷蔵庫に入った
作物はマリアンヌが収納
ごはんを食べたら今日はのんびりだ
お店早く閉めたからね。
売り上げもそんな行かなかったけど…
明日からまた頑張らないと!
と誓うマリアンヌだった
そして、その夜久々のボーナスタイムだった
早く寝れて良かったとつくづく思ったマリアンヌだった




