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無事、記憶が戻ったオーディン
マリアンヌはスチュアート様に報告
そして、ついでにこの世界の常識を聞いた…
シフォンケーキというフワフワのケーキはあるが、ショートケーキなどはないとのこと
(きっと生クリームが手に入らなかったんだわ…)と心の中で答えを導くマリアンヌだった
食事に関しても、カツレツはあるがかかっているソースがないとのこと
(スキルから生み出したレシピはやっぱり地球の物なのね)
そして、それがその辺の食べ物と同じ価格なのはやはり少し困っていたらしい…
「知らなかったとはいえ、申し訳ありませんでした。
ただ、今更高くしても…」
「そうなんじゃ。あれが当たり前になれば皆納得するじゃろう。街の発展にもつながるし
だから、気にせんでいい。無限に生み出して1日中営業しているわけでもないからの」
「ありがとうございます。」
こうして、説明をしにきたマリアンヌ。
「ふう。借金のためにお店開けないとね」
とてくてくと道を歩くと
「あら、マリアンヌじゃない!お店次はいつ開くんだい?」
牧場の奥様が声をかけてくれた
「あ!先日は牛乳ありがとうございました、助かりました~。お店は、明日からまた営業予定です!よろしくお願いします!」
「それじゃあ、いっぱい宣伝してこないとね~。楽しみにしているわ~」
と別れ、街の口コミの怖さを知るマリアンヌは一目散に家に帰り
明日の営業準備に勤しむのであった。
「なんか忙しそうだね。」
「オーディンどうするの?」
「確かに…これは言い出しずらいな」
ロッタとキキはオーディンを見上げて、これはしばらく言わないパターンだなと思うのだった。
こうして、マリアンヌはお店の準備を進めて
たまに子供たちに収穫をお願いした。
そして、翌日
久々のオープン
無事に噂は街を駆け巡ったらしく、朝から大行列だった。
今日は沢山開発したレシピ
お団子で勝負だ!
本日のメニュー
ドリンクメニュー飲み放題
緑茶(一押し!)
紅茶
コーヒー
オレンジジュース
フードメニュー
みたらし団子(甘じょっぱいお醤油味)
あん団子(小豆の甘いあんこがのってるよ)
ゴマ団子(ゴマがまぶしてある団子です。)
あんパン
グラタンパン
BLTサンド
メロンケーキ(イチゴショートのメロン版!)
シャインマスカットケーキ(イチゴショートのマスカット版 数量限定!)
プリン・ア・ラモード(プリンの周りに生クリームとフルーツたっぷり)
こんな感じだ
そう、あの後の準備でたまたまプリン・ア・ラモードが出た。
プリンは無いのになぜプリン・ア・ラモードがあるのか…疑問でならない…
ちなみに、卵とフルーツ2種類で出た。
相変わらずの意味不明さだった。
ただ、牛乳使わないのはありがたかった。
だいぶ在庫が増えたとはいえ、あんまり使えば足りなくなってしまうのだから。
「さて、今日も頑張るよー!いらっしゃいませー!」
こうして、久々のベル喫茶店は大繁盛だった。
___________
「ありがとうございましたー。」
最後のお客様を見送って
孤児院の子ども達が収穫をしてからお土産もって帰っていった。
「ふう。よく働いたわ~。」
こうして、一日を終えたマリアンヌはオーディンがなにか
顔を上げたり降ろしたりと何か言いたいのかな?とようやく気付いた
「オーディン、何か話があるの?」
「あ、ああ。あの…そのだな…きょ、きょうか、教会」
「あ!オーディンの領地に連絡するの忘れてた!」
「え?」
「オーディンの記憶が戻ったら連絡します。って約束して連れて帰って来たの
お手紙かけばいいのかしら?」
「俺が書こうそして、スチュアート様に相談してこよう」
「そうね。そうしましょ。」
「俺が、行ってくる。ロッタとキキを連れて。マリアンヌは店の片づけがあるであろう」
「いいの?ごめんね。お願いできる?明日の準備もあるからちょっと忙しくて」
「ああ、かまわない。行ってくる。ロッタ、キキ出かけるぞ。
スチュアート様のところだ」
「「はーい!」」




