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ベル喫茶店がリニューアルオープンらしいよ。


この前開けたばっかりなのにね


獣人の子ども引き取ったって


部屋の数足らなかったんじゃない?


小さなお店とお家だったもの〜


なーんて噂が飛び交っていた。

そして、朝から孤児院の子供が収穫作業をしてくれた。

帰りにお土産と、出過ぎて困っているのもを使える分持たせる。

果物とか、調味料だ。

ジュースにすると多分消えるから気を付けてと伝える。


そう、マリアンヌはまだオレンジジュースしかジュースは出せていない。

イチゴは駄目だった

葡萄も駄目だったのだ。


なぜ、リンゴを試さないのだと思うでしょ

リンゴは他にメニューが沢山ありそうだから

よけてあるマリアンヌなのだった。

何せ失敗が多くて。


アップルパイや焼きリンゴ、タルトタタンにリンゴデニッシュ

できるかわからないけど

メニューに無いならないで、作れる

ジュースなんて勿体ない

ただ、メニューにしなくても早めに出さなくちゃな〜とは思っているのだ

風邪引いたら大変だし。


そんな無駄なことを考えていると

オーディンが浮かない顔でやって来た


「あ、あのさ…マリアンヌ。」


「どうしたの?オーディン悩み事?」


「実は、少しの間。実家に行ってこなくてはならなくなってな。」


「除籍されていたご実家ですか?」


「ああ、急な呼び出しでな。」


「何か困りごとですか?あ、私挨拶行った方がいいですか?」


「いや、除籍されているんだ。呼ばれた内容を確認したらすぐに戻る。

マリアンヌを見せたら、幽閉されたら困るから来ない方がいい。」


「幽閉って…またまた冗談…」


「本気なんだが」


「そ、そうですか。では、戻って来るの待ってますね。」


「マリアンヌ。」


「なあに?」


「戻ったら教会で結婚式をあげよう。」


「うん。待ってる。」

こうして、首から下げた指輪を胸にちょっとだけワクワクしたマリアンヌだった。

これがしばしの別れになるなんて誰が思ったことだろう…。





___________

あれから1か月ほど経った。

「ねぇ、ママ。オーディン遅くない?」


「そうだね~。」


「オーディンに何かあったのかな?」


「そうね~」


「ママ聞いてないね。」


「そうね~」

心配はずっとしているのだ。

だから心ここにあらず…でも借金は待ってもらえないし

子ども達との生活もあるしで上の空のまま日々を生きていいた。


「「ママ!!」」


「! はいっっ。」


「今日。お店休みにしよう。スチュアート様のとこ行って聞いて来よ。

オーディンが帰って来ないって」


「うん。ありがと」

少しのウルっときたマリアンヌだった。


朝のお手伝いの子ども達にお土産をいつもの5倍ほど、渡して

しばらく用事があって、お店を休むからまた再開するとき連絡するね。って話たら

マリアンヌの顔色の悪さから、

「待ってるよ。大丈夫か?店主さん」

アギーに心配された。


そして、子ども達を連れて辺境伯様のお屋敷を訪ねた。

ブランデーを持って。

「マリアンヌ、どうした?顔色が良くないな」


「あの、オーディンさん帰って来なくなっちゃったの。」

キキが説明してくれる。


「いつからじゃ?」


「1月ほどです。」

ロッタが説明してくる。


「どこに行くと言っておった?」


「除籍された実家へ行くと言って。すぐに戻るから…と。待っていて欲しいと。

戻ったら教会で…」

そこまで言うと涙が止まらなくなったマリアンヌだった。


「よちよち。」

と撫でてくれる小さな手


「マズいな。すぐに調べさせる。結果は家に知らせよう。

取り敢えず、自宅で待つように。」


「はい…。これお土産です…。」


「おお~これは!美味い酒じゃ!ギルマスのやつが自慢しておった。儂が飲み終わったあとで

やたら自慢してきたんじゃ。

すぐに調べさせる。安心して待っておれ」


「ありがとうございます。」

ロッタがお礼をいい。

マリアンヌは頭を下げた。


自宅に戻り、落ち着くように

お風呂に入れられ

ゆっくりしていた。





___________

どのくらい経ったのだろうか…

リンリンと呼び鈴がなる。


「どなたですか?」

ロッタが聞きに行く


「スチュアート様から言付かってまいりました。」


開けると、手紙を置いて行った。


マリアンヌの元へ戻るロッタ。

「手紙が来たよ。」


開けて読んでみた。


マリアンヌへ


落ち着いて読むのだ。気をしっかり持て。

オーディンが操られておる。

実家に戻ってはいるが顔色も態度もおかしいのだ

何かされたに違いない。

儂の手の者を行かせたが、元同僚だということも分からなかった。

マリアンヌ。オーディンのこと、諦めるのも手だ。

ああなった奴が戻ったのを儂は見たことがない。

まだ、傷つく気があるなら奴の実家の地図を入れる

決して子供を連れて行くな。

誰が人質になるか分からんからな。

送って欲しいなら、馬車の手配はまかせろ

連絡を待つ。

マリアンヌ。オーディンのことを諦めるならそれはそれでいいんだからな。

お主の気持ちに正直になるんだよ。


読み終わったマリアンヌは涙をポロリと流して

動き出した。


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