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日本とは違う。
欲しいと思う商品をすぐには手に入れられない。
これは使用人として働いていたときに身につけたこの世界の常識
数が必要な物は特に
前金、納品後完了のお金と2回に分けたり
商人ギルドのカードから入金とか信用でローンが組めたりと様々な方法があった。
依頼を受けて貰えさえすれば、一応時間はかかるが手に入る
依頼を受けた店もギルドカードがある。
依頼書受書をその場で交わし、お店の人がギルドに運ぶ
この作業は絶対だ。
依頼側がギルドに運べばいいように書き換えられる心配がある。
大きな取引はギルドで、これもこの世界の常識だ。
食器を扱うお店で
マリアンヌの依頼したのはスープにも使えるちょっと変わった形の木のお皿20枚
滑らかだけど大き目のスプーン形も指定、これも20
紙類の文房具を扱うお店では
伝票の追加依頼
ポスターなどに使える大き目の厚みのある紙
キッチンペーパーに使えそうな紙5ケース(100枚入り)
鉛筆1ダース
赤鉛筆5本
お絵かき用の紙50枚
クレヨン2セットだ
この量なら、揃い次第届けて貰える
あとは、製作所で依頼した箱
「いつくるかな~。
ただいま~」
「「「おかえりー」」なさい。」
お昼はハンバーグがいいと言われたので
タネで作った分を焼いて
食パンに挟んで、ハンバーグサンドにした。
決してハンバーガーではない!
丸パンじゃないからね!
マリアンヌのスキルはそのメニューの名前、使われてい素材など
一定条件が揃うと、解放されていないメニューは消える
タマゴサンドがいい例だった。
タマゴサンドがなぜないのだろうと疑問だったマリアンヌだが
同じ名前なのにコッペパンに挟んだタマゴサンドは解放されたのだ。
きっと、マリアンヌのタマゴサンドはタマゴサンドイッチの略だったから?
と無理矢理こじつけたマリアンヌだった。
だって、名前一緒…。
プリンが無いのも疑問だった。
そのうち、材料に余裕が出たら
色々試したいと思っているマリアンヌだった。
帰ってうがい手洗いを済ませると
調理場の台の上には沢山の麻袋があった。
「収穫してくれたの?ありがとーー!!」
次々触れて収納するマリアンヌ
「いっぱい、出てたから!」
「お手伝いしたのー」
と走り寄りギュッと抱きつくキキを抱きしめ
ロッタにもおいでと手を広げると
タタタッと走って来るロッタ
ギュッとハグしてありがとうを伝える
「オーディンさんもありがとうございます。」
「「お腹空いた~」」
「おやつにしようか」
「「わーい」」
冷蔵庫を開けて賞味期限が近くてマジックボックスに入らないものや使いかけの材料を探す
「うーん、今日はクレープね。」
使いかけの生クリームとカットフルーツが目に留まったのだ。
冷凍庫からクレープ生地の焼いた物を出して
フライパンで温める
温めた物を重ねて
空っぽのお皿を4枚用意して
手巻き寿司みたいに材料を用意した。
お皿をそれぞれの前に置いて
「さ、今日は自分でクレープ作りましょ。」
「わぁ!好きなの巻くの?」
「そうよ~、こうやってクリーム乗せて
私はイチゴにしようかな、パラパラ~それで、こうしてこう」
「クレープだー!」
「チョコシロップもあるからね~
さ、みんな好きに作って食べるよ~」
そう言うとマリアンヌはコーヒーを淹れに調理場へ下りた。
そして、カットトマトの残りを出しレタスを洗い、ソーセージを焼き
皿に盛り
コーヒーを淹れ終わるとカップを2つ。コップを2つ、皿のソーセージを持ち上に戻る
「オーディンさんブラックコーヒーでいいですか?」
「ああ、ありがとう。」
「甘いの苦手ならこっちもどうぞ。」
ことりとお皿を置くと
「ソーセージだー!」
「ロッタも使う?キキも食べたかったらどうぞ~」
「どうするの~?」
「こうやって、レタスを敷くでしょう。ソーセージをのせて、トマトとマヨネーズ
こうやってこうして。はい、ソーセージのクレープよ~」
「これは美味そうだな」
「僕も作ってー」
「自分で作らなくていいの?」
「上手く巻けないんだ~」
「じゃあ、一緒に作ろう」
「うん!」
ロッタに手を添え、難しいと言う所を手伝う。
美味く巻けて嬉しそう
「おねーちゃーん」
「キキも一緒に作ろうか!」
「うん!」
どうやら、乗せるのは楽しいけど、巻くのはまだ難しかったらしい。
分量乗せすぎると巻けないからね
「巻けない時はこうやって、フルーツを散らして~。じゃーん
ナイフとフォークで食べます!」
「そっかー巻かなくてもいいんだ。」
「キキ巻きた~い」
「どっちも美味しいから好きな方でいいよ~」
ニコニコ会話する親子をオーディンは穏やかな顔で観ていた。
コーヒーを飲み、ソーセージクレープにかぶりつく
甘い物も嫌いじゃないが、元々食べる習慣がないので
こういう食事のような物の方が好きなオーディンだった。
「オーディンさん、ブランデー開けましょうか?」
「お酒ー飲むのー?」
「飲むのー?」
「いや、そんな1本貰ったし。」
「こっちは、夜しか飲んだらダメとかないですよね?冒険者ギルドは
バーとセットですし」
「ま、まぁそうだが」
「さっき炭酸水が出たんです。ブランデー割ってみませんか?」
「炭酸?水」
新しいブランデーを手際よく開けて、まずはストレートで少し味を見て貰う
「美味いな…。」
そして、次に
コップに注ぎ炭酸水を注ぐ
「炭酸のシュワシュワがブランデーの香りをはじけさせる飲み方です。どうぞ」
「いただきます。ああ、いい香りだ。」
「「シュワシュワー!」」
「シュワシュワ飲んでみる?」
「「いいのー?」」
「美味い。 マリアンヌ嬢。子どもにお酒は」
「ふふふっ、この子達はジュースで割るんです。あ、オーディンさん
手、借りてもいいですか?ちょっと汚れるんですけど」
「ああ、そこで洗えるから構わないよ。まず洗ってこよう。」
「待っててね~。」
スキンケア用のキッチンからフルーツナイフを持ってきて
これまた、さっき出たばかりの桃をマジックボックスから取り出し
皮をするする剥く。
本当は湯剥きしたかったが仕方ない。
冷やす時間もないからね。
剥いた桃をオーディンさんに渡しす
「真ん中に大きな種があるので気を付けて握りつぶしてください。ここに。」
大きめのボウルに潰してもらう
そこに炭酸水をそっと注ぎレモンを少し絞るそれをコップに注ぐ
「さ、モモの炭酸ジュースだよ~」
「シュワシュワー」
「のどがチクチクしておもしろーい!」
「イヤじゃない?無理しないでね。」
「炭酸は子供になにか悪いのか?」
「小さな子はこのぱちぱちするのが苦手な子が居るんです。
元の世界でそうだったので、二人はどうかな?って」
「この白いのも美味しい!」
「これは、桃よ。切ってそのままでもとーっても美味しいの
今度デザートにだすね~」
「「わーい!」」
「さ、続きを食べましょ。」
楽しいおやつタイムでした。
ちなみに、マリアンヌは遅めの昼食でした。




