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鈴木勇輝物語  作者: 野上博友
8/10

1年後…

短いからあんまり投稿したくなかったんですけどね?


もっと煮詰めたかったな…

時の流れとは早いもので

いつの間にか俺がウェノ村にきて一年が経過した


「ゼツさ~ん、ロングソード用の整備道具貸して下さいよ~!」


ユウキ(鈴木勇輝)8歳


「あぁ、バッグに入ってるから使って構わないよ?」


ゼツ・ソートス34歳


「ありがとうございまーす!」


とユウキは言ってゼツのバッグから打粉と布を取りだし

整備を始める


「整備する姿もだいぶ様になってきたね」


「あはは、そうですね!

最初の頃はやり方わからなくて何度かラウザーさんの所通いましたから」


ゼツの言葉にユウキは笑って答える


(もう一年か…)


答えながらユウキはこの世界に来てからの出来事を思い出す


これと言って悪いことは起きていない

クエストの合間に畑仕事手伝ったりはしたけどその程度


後は週に3日のペースで討伐クエストを行った


気づいたら俺はDランク

ゼツさんはCランクに近いDランク(実力的にはCランクだが、DからCに上がるには試験を受けなければならず、また試験を受けられるギルドはダンジョンのある街か大きな街にしかないため受けていない)



そして周りも変わり、なんとゼツさんがとある人とお付き合いをすることになった!

その相手とは?


俺が冒険者登録するときにお世話になったポニテで目がややつり上がっている受付嬢である


うん、ゼツさんも美形だからお似合いだとおもうよ


聞いた話だと近々式をあげるらしい











その一ヶ月後、ゼツさんと受付嬢(サイファと言う名前らしい)

の結婚式が行われた

村人総出で来賓席を埋めつくし

後半ドンチャン騒ぎになりながらも新郎と新婦は終始笑顔を絶やさず

本当に幸せそうで

ゼツさんはサイファさんに心配かけたく無いからと冒険者を引退すると言っていた


さてさて…


これよりゼツさんの冒険者人生最後のクエストへ出発したいと思います


クエスト内容は…


ウェノ村から80㎞離れた位置に棲む

ワイバーン討伐(1体のみ)

難易度Bの一流冒険者用


冒険者ランクから一つ上のクエストまでは受ける事が出来るので

普段は余裕のあるクエストしか受けないが、最後の最後に何故にこんな危険なクエストを選んだのかと言うと

ゼツさんに最後だから思いっきり冒険しようと言われたわけである



そして俺はゼツさんとコンビでワイバーンを倒しに行くことになった












~山道~


「…ねぇユウキ…」


「?なんですか?」


ふと移動中にゼツさんに話しかけられる


「いや、君も一年でだいぶ冒険者らしくなったなって思ってね?」


現在ユウキの格好は武器にミスりルソード

防具にプラチナアーマー

足の早くなるヴィンドブーツにステータス隠蔽用の黄結晶ペンダントをつけている


初期に比べて段違いの装備である


「一人暮らしですし、こんな年齢で欲しいものも何かにはまって注ぎ込む趣味もありませんし」


「そっか…」


「まぁその分働けば働く程金が手に入るんで、金が大量に入ってきてガッポガッポのウッハウハですよモハハハハ!」


「…」


「あ、あれ?、どうしたんですか?、何で目を合わせてくれないんですか?」



そしてその日の冒険は終了した


夜に魔物等に襲われる事もなく

翌日冒険を再開


今日の夕方にはワイバーンのいる山につく予定


「…ユウキはー…」


「…?」


「この冒険が終わったらどうするんだい?」


そう…

そうなのだ

この冒険が終わればゼツさんは冒険者を辞める


では俺は?


村には数人しか冒険者がいない


そのなかで多分ゼツさんが一番強い


何故多分がつくかは俺がいるからだ、自意識過剰ではなく


ゼツさんがいくらCランクに近いと言っても


所詮只の人間であり俺はチート持ち

まぁ例え俺がゼツさんより強くてもゼツさんは村で二番目だ


強くなるには少しでも強いパートナーがいた方が良い


だからゼツさんがいなくなれば俺はソロ活動を余儀なくされる


…大丈夫だ、今はペア活動に慣れた俺も元は一人だったのだから






その後夕刻にワイバーンのいる山に到着した










10話位にはウェノ村を離れて都市に向かいます

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