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愛しのローズマリー(1)美女を追いかけるほど、君は二枚目じゃない

.


映画の最後まで完全ネタバレです。


舞台はアメリカ


ラブコメです。



神父であった父が臨終の時を迎えている。


大量のモルヒネのせいで意識がおかしくなっている。


5歳の息子ハルは父から最後の言葉をもらう。


その1、何をするにしても、普通でいいと思ってはいけない。


その2、つまらん女とやって満足するな。


その3、いい女を探せ。とびっきりの美人を。


息子は泣きながら「いいつけを守るよ、パパ」と言う。


そして30歳をすぎたハル(ブラックジャック)。


チビで小太り、一文字の眉毛で、決してイケメンではない。


夜はディスコ(クラブ)に友人と出かけて、ナンパに、はげむ。


だが美女はゲットできないし、普通程度の女性でもナンパできない。


女性だって背の高い、イケメンを選ぶだろう。


そんなハルの部屋の真向いにジルという美人が引っ越ししてきて、


ハルは飲みに行こうと誘う。


「返事はノーよ」


「どうして?」


「ハル! 私は、あなたに、気がないのよ」


「つきあいだしてから、好きになることだってあるよ。


だめなら5日間だけ、つきあってくれないか?」


「どうして、つきあいたいの?」


「僕は、明日昇進するんだ。 昇進パーティにいっしょにきてほしい」


「出世して、お金ができれば、私のことなんて、忘れるわ」


「いや! 忘れない。だって僕の向かいに住んでいるから」


「じゃ! ハル! 引っ越しを考えた方がいいんじゃないの」


 

翌日、昇進の話しを期待したが、ハルは落選となった。


女性の同僚が慰める。


「残念だったわね」


「昨夜は、ジルにふられるし、ついてない」


「ふられたって? まだつきあってもいない相手に」


「・・・」


「どうして、ジルに、こだわるの? あなたにはジルは向いていないわ」


「なんで、決めつける。ジルはパーフェクトだ」


「まだ!わからないの!パーフェクトなのは体のつくりだけよ。


もっともあの胸はニセモノだけどね」


「モミモミできれば。ニセモノだって、かまわない」


男の同僚が話に加わる。


「ハル! いったいなぜ、誠実で優しく、寛大なのに、大きな欠点があるんだ?


つきあう女性を見てくれだけで選ぶのは間違いだと思わないか?」


「どうして? 女を選ぶ基準が高いのは、いけないことか?」


「基準が高い? ここ5年間、あなたが追っかけまわしてきた若い女性は、


まるっきり、あなたに合わないタイプだわ」


「それ! どういうこと?」


「つまりこういうことだ。 美女をおいかけるほど、君は二枚目じゃないってことさ」


ハルはエレベーターで、有名なカウンセラーといっしょになるが、


エレベーターが故障してしまう。


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