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NANAマイベスト(4)あたしの負けだよ

大崎ナナが猫だと、小松奈々は犬。


誇り高いノラ猫と、よく尻尾をふる犬。


小松奈々は、「ハチ」また「ハチ公」と大崎ナナに言われてしまう。


蜂のようにうるさく、忠犬ハチ公のようで、七の次だからだろうか。


ハチは典型的な血液B型だろう。


喜怒哀楽を表に出す、


自分の周りは楽しくないと生きてゆけない。


二人は上京する新幹線で知り合い、東京でも友人になる。


「NANA」には、感銘をうけるセリフが多いが


僕がまず感銘したのは以下です。


「裏切りを許せる程


大人にはなれなくて


傷ついても、すがりつける程


一途にもなれなかった。


あたしの負けだよ」



ハチは男に一目惚れするタイプで、


高校時代に既婚の男性と不倫の過去もある。


男と会うと、自分に恋してしまう、恋に恋するタイプ。


デザインの専門学校で出会った章司と付き合い始め、


東京都内の美術大学に入学した章司を追って上京。


バイトも長続きしない、寝坊をよくする。


働くより主婦に向いているが、家事をこなせるかは疑問。


章司はモテル男でバイト先の女性に迫られて付き合うようになる。


章司が女性といるのを目撃したナナとハチ。


ふたりの恋愛感が完全に違うことがわかる。


ハチは何も言えずに傍観している。


ナナがハチに向かって言う。


「ハチ公!  何、傍観してんだ!


  てめぇのケンカだろ!


  てめぇがやれ!


  戦わなきゃ 負けだぞ!


  てめぇの男だろ!  取り返せ!」


「 いらない......


 もう...


 顔も見たくない......」


ハチは泣きながら独り言を言う。


「裏切りを許せる程


大人にはなれなくて


傷ついても、すがりつける程


一途にもなれなかった。


あたしの負けだよ」


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