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ティファニーで朝食を食べないで(6)原作の最後
映画ではニューヨークでハッピーエンドですが
原作は南米に行って、一枚のハガキ?手紙が来る。
内容は、ブラジルでは金持ちをゲットすることはできなかったけど、
隣国のアルゼンチンで金持ちのパトロンを見つけた。
原作の最後の文は、ホリーの猫ちゃんの消息だ。
「でもある日曜日、明るい日の差す冬の午後、ようやく僕はその猫に巡り会った。
鉢植えに両脇をはさまれ、清潔なレースのカーテンに体のまわりを縁取られ、
いかにも温かそうな部屋の窓辺に猫は鎮座していた。
そしてきっと猫は落着く場所を見つけることができたのだ。
ホリーの身にも同じようなことが起こっていればいいのだがと僕は思う。
それがアフリカの掘っ立て小屋であれ、なんであれ」