71/473
ティファニーで朝食を食べないで(1)アメリカ南部では発禁本に
「ティファニーで朝食を」は
オードリーヘップバーン出演の映画で有名です。
原作者トルーマン・カポーティは
ヘップが演じると知って驚いたそうだ。
妖精のようなヘップとはあまりに違いすぎる作品ですね。
カーポティの半自伝映画でも出てくるが、
「ティファニーで朝食を」は、アメリカ南部では不道徳で発禁本になっている。
村上春樹氏は「主人公が高級娼婦のようにみえ、
同性愛に対する表現が多いからだろう・・」と言っている。
映画では、一流宝石店ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、
朝食のクロワッサンを食べている。
小説にはないシーンである。
ホリーが
「いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、
このままの自分でいたいの」と語る。
宝石店ティファニーで朝食をするというありえない例えがお洒落だ。
つづく