めぐり逢い(5)~カトリーヌ・ドヌーブの「逢いたくて」(2002)から
カトリーヌ・ドヌーブの「逢いたくて」(2002)から
「めぐり逢い」の引用箇所を。
「逢いたくて」は、有名な映画ではないので、
簡単に紹介すると
パリの出版社で働くファネット(カトリーヌ・ドヌーブ)は中年の独身女性。
暇を見つけては映画「めぐり逢い」の鑑賞に耽りながら、
映画の中の主演2人を、
かつての自分と未だに忘れられない元恋人フィリップに重ね合わせていた。
「めぐり逢い」の最後の名シーンが10分間流れます。
はじまって、すぐですが、やってくれますね。
あの「めぐり逢い」の最後の名シーンが全編流れます。
本作で「めぐり逢い」のシーン引用は、あと二回
1.エンパイアステートビルに向うデボラ
2.エンパイアステートビル(天国に一番近い場所)で会おうと約束する船上
フランスでも「めぐり逢い」が上映されたら満席なんですね。
やはり、フランス女性も映画を観て泣いている。
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「君は氷の女かい」とケーリーグラントが言いますが、
「逢いたくて」での会話です。
男「一度でいいから 僕に微笑んでくれないか」
カトリーヌ・ドヌーブ 「氷の女って 君の主題歌かい?」
男 「なんだって?」
「デボラは答えるの。ガブリエラの月夜を書くつもりよ」
聞いた男は笑い出す
「ケーリーグラントも笑うのよ」
男「ケーリーグラント?」
「煙草ケースをもてあそんで、僕は困るなと言うの」
男が笑いながら「グラントね」
「デボラを見ていうの 君を信用しよう 誠実な顔だから」
男「そんなバカな」
読者の皆様、なんのことかわかりますか。
「めぐり逢い」を何度も味わって観ている人にはわかることですが
ケーリーとデボラの息のあった、ほとんど二人のアドリブだそうですが
前半の最高のラブコメシーン、おそらくラブコメの教科書でしょう。
ガブリエラの月夜について、話していきましょう。