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めぐり逢い(2)~レオ・マッケリー監督
初作は、「邂逅(めぐり逢い) Love Affair」(1939)
レオ・マッケリーが、ミルドレッド・クラム女史
と組んだオリジナル・ストーリーで
原作共作、脚色、監督を行う。
レオマッケリーは、「我が道を往く」「新婚道中記」で
アカデミー賞監督賞を二回受賞。
「東京物語」の元になった作品「明日は来らず」の監督としても知られる。
レオマッケリーは、
感じも顔もケーリ―・グラントに似ているそうだ。
作風は
病的なスリラーや、現実暴露的なものを好まず、
「ぼくの映画の主人公は雲の上を歩いている人間たちで、
そうした人間が、ぼくは好きである。
お伽めいた話しが好きだ。
この性質は映画をつくっていく限り変ることはないだろう。
世の中の醜さをうつすことは、ぼくにはできないから、
ほかのひとにやってもらおう」
自分の個性と思想を生かそうとする映画作りは、
キャプラ監督と通じるものがある。