『ティファニーで朝食を』に登場するホリー・ゴライトリーは日本人?
『ティファニーで朝食を』に登場するホリー・ゴライトリーは日本人?
小生は想像する。
『ティファニーで朝食を』に登場するホリー・ゴライトリーは、実在の女性だったのではないか。しかしトルーマン・カポーティは、彼女をあえて架空の人物として仕立て直したのではないか、と。
小説のなかで、ホリーの部屋の扉には「いつも旅行中」という立て札がかかっている。あれは洒落た設定であると同時に、彼女が決して捕まらない存在であることを示している。もしかするとカポーティ自身も、彼女の素顔をじかに見たことがなかったのではないか。だからこそ、彼女はつねに不在で、輪郭だけが語られる存在になった。
小生は、ホリーとは実際にはどんな女性だったのかが気になり、ひとつの仮説を立ててみた。
ホリーの下宿先の大家として登場するのが、画家であり大学教授でもある国吉康雄である。小説のなかでも、ホリーは国吉の絵のモデルとして紹介されている。
そこで国吉の絵画をあらためて調べてみると、ひとりの婦人が、時期を違えて何枚もの作品に繰り返し描かれていることに気づく。同じ眼差し、同じ佇まい。名も語られぬその婦人こそ、ホリーの原型だったのではないか、そんな思いがよぎる。
そして、ふと考える。
その婦人は、日系人だったのではないか、と。
ニューヨークという街で、どこにも属さず、自由でありながら孤独を抱えた女性。国吉のアトリエに現れ、そして消えていったその姿は、カポーティが最後まで掴みきれなかったホリーの影と、どこか重なって見えるのである。
----------------
「最後までお読みいただきありがとうございます。
小説家になろうサイト 50万 PVまであと少し
[URL:https://ncode.syosetu.com/n9839p/] 興味のある方はぜひ覗いてみてください」
普段は舞台プロデューサーとして劇の原案も手掛けております。 舞台化・映像化された情報は、こちらの特設サイトにまとめています。 [URL:http://tengyu2.web.fc2.com/0produce_butai.html]
興味のある方はぜひ覗いてみてください」




