602/656
沢田研二やビートルズ。半世紀も前のエピソードをまとめた「証言集」が、なぜ今も続々と出版されるのか。そこには「時効」ではない、意外なルールの裏側があります。
【50年前のスター、証言集が出せるワケ】
沢田研二やビートルズ。半世紀も前のエピソードをまとめた「証言集」が、なぜ今も続々と出版されるのか。そこには「時効」ではない、意外なルールの裏側があります。
1. 「歴史」はみんなのもの 50年も経てば、それは単なる芸能ニュースではなく「文化史」になります。裁判所も「歴史的検証や研究のためなら、本人の許可がなくても名前を出してOK」というスタンス。つまり、表現の自由が勝るのです。
2. 「写真」はNG、「文字」はOK 実は、事務所が一番厳しく管理しているのは「写真(肖像権)」です。でも「誰かが語った言葉(証言)」には、そこまで強い独占権がありません。だから、文字主体の本なら訴訟リスクをグッと抑えられます。
3. 事務所も「Win-Win」? 事実に基づいた良質な本なら、スターの神格化が進み、結果的に今の活動や楽曲セールスにもプラスになります。あえて「黙認」されることで、レジェンドの歴史は紡がれていくのです。
結局、訴えられないのは「古いから」ではなく、「価値ある記録」として社会に認められているから。50年という月日が、ゴシップを「物語」へと昇華させてくれるのかもしれません。




