60/475
次はジャクリーン・ビセット~フランソワ・トリュフォー監督の恋 その5
ドヌーブとは約一年は交信がなく、交信後は友人として交際。
「時がたつにつれて本当の大親友になってきた」と自伝に書かれている。
次の女性は、監督したアカデミー外国語映画賞受賞の
「アメリカの夜」での女優、ジャクリーン・ビセットだった。
「彼女のおかげで自信を取り戻した」と告白している。
トリュフォーは交際した女優の言葉をそのまま映画のセリフにするらしい。
「隣の女」でファニー・アルダン、
「夜霧の恋人たち」では
ドヌーヴがトリュフォーに告白した言葉をセリフにしてしまう。
ドヌーヴは「あきれたわ、みんな私のセリフじゃない!」と言ったそうだ。
トリュフォーは印象に残った言葉や体験をメモに書き留めて残しておく習慣にしていた。