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監督はウツに~フランソワ・トリュフォー監督の恋 その4
監督と女優がくっつくのは職場恋愛の典型ですね。
ドヌーブとの同棲は二年続く。
既に述べましたが
恋は盲目にさせる脳内物質ドーパミンは平均ニ年だと言われている。
ドヌーブは子供が欲しかったようだ。
トリュフォーは自伝映画「大人は判ってくれない」などにあるように、
両親の離婚から孤独な少年時代を過ごし、
親によって感化院に放り込まれている。
家庭家族不信病だった。
監督は、ドヌーブが別れを決意したことに気づいて、
自分から離れて行き、その後ウツになってしまう。
ドヌーブからの電話を待つ日々は続いたが、しばらく電話はなかった。
恋愛受身のタイプのようですね。