表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/475

冷静と情熱のあいだ~(3)冷静的な恋愛と情熱的な恋愛

好きで別れたことほどつらいものはない。


高校の時に好きだった女性と

東京に上京するからという理由で

自然消滅させてしまった。

ぼくはずっと後悔している。


順正が「出て行け」と言って、

それっきりアオイと別れてしまった。


数年経過しても忘れることなど、できないだろう。

なんとか会いたいと思った時に

ある約束を思い出してしまう。

「10年後の誕生日に会おう」という約束だ。



このパターンは「めぐり逢い」が元祖かもしれない。


日時指定の約束は恋愛映画で話しを盛り上げる効果がある。



10年後の約束が気になりながらも

人間として性を維持するために

お互いに他の相手と交際同棲する。

これを不健全とか清くないと言ったら人間味がない。

逆に忘れようとして新たな恋人を作ったのかもしれない。




アオイはミラノでマーヴと同棲を始めるが

9年経過しても結婚はしない。

アオイはマーヴを愛していないのかもしれない。

マーブとは<冷静>につきあい、

アオイは順正とは二度とつきあわないと決めているが、

順正への<情熱>は消えない。




順正も10年後の出会いを意識したのか

フィレンツェで絵画修復の修行をしていて、

イタリアで知り合った芽実と同棲している。

本作では芽実が一番人気だろう。




篠原涼子が演じているが活き活きしている。

順正は芽実を二番目の彼女としたいが

芽実は一番目を望む。

二番目が気楽な位置であることもある。

結婚したら別だけど。

順正も芽実とは<冷静>で、

秘めた<情熱>はアオイである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ