表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェイドアウト断章  作者: 石藏拓(いしくらひらき)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

499/524

アース・ウィンド&ファイア――4つ打ち(4ビート)をやめた、その先へ

アース・ウィンド&ファイア――4つ打ち(4ビート)をやめた、その先へ


1970年代後半、EWF(アース・ウィンド&ファイア)は「September」「Boogie Wonderland」で世界を熱狂させた。

だが1979年のディスコ解体運動を機に、彼らは4つ打ちのディスコ・ビートをやめ、跳ねるグルーヴと電子的リズムへと舵を切る。

“Let’s Groove”(1981)はその象徴であり、のちのエレクトロ・ファンク、R&B、ニュー・ジャック・スウィングの原型となった。


この転換はプリンスやマイケル・ジャクソンにも影響を与え、世界のブラック・ポップの方向性を決定づけた。

日本でもその波は届き、角松敏生がEWF的なファンク・サウンドをシティポップに融合、久保田利伸が日本語R&Bとして発展させた。

ブラスの煌めき、跳ねるリズム、魂のコーラス――それらは山下達郎や吉田美奈子らの作品にも息づいている。


EWFが4つ打ちをやめたことは、機械の拍から解放された「人間のリズム」を取り戻す行為だった。

その自由なビートは、今もシティポップや現代R&Bの奥底で鳴り続けている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ