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告白〜55歳で仕事をやめた
告白〜55歳で仕事をやめた
55歳のとき、営業成績が落ちたことで会社から「休業」を命じられました。解雇はできないため、給料は支払うが出社はせず、アルバイトは自由という条件でした。
そこで、以前から興味のあった俳優業とドラマの原案執筆を始めました。俳優といっても、テレビドラマのエキストラです。毎回多くの俳優を間近で見ることができましたが、50代という年齢もあり、本格的な役は来ませんでした。
その代わり、書いたドラマの原案を幻冬舎に持ち込んだところ、出版が決まりました。印税は約150万円でしたが、売り切れると絶版になる形式で、3冊続けて出版されたものの、作家としての道は開けませんでした。
次に、自作ドラマの舞台化を目指すことにしました。テレビドラマや映画化には5千万円以上かかるため、自主制作は考えておらず、舞台劇なら満席になれば赤字にならないという現実的な選択でした。




