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プロデューサーとは、会社における「社長」のようなものだ。

プロデューサーとは、会社における「社長」のようなものだ。

現場に顔を出すべきではない。いや、むしろ「出てはいけない」と言った方がいい。


なぜなら、現場は現場の人間が自分たちで動き、悩み、決断しなければならない場所だからだ。そこにプロデューサーがふらりと現れてしまうと、たちまち空気が変わる。みな萎縮し、本来のパフォーマンスが出せなくなる。ときには「社長が来たぞ」とざわめきすら起きる。


たとえば、スタッフが「AとB、どちらが良いですか?」と聞いてきたとしよう。そこで軽い気持ちで「Aかな」と言ってしまえば、それが「ツルの一声」になってしまう。本当はBの方が良かったとしても、もう誰も言い出せない。空気が固まってしまう。


だからこそ、プロデューサーというものは、少し離れた場所から全体を見渡していなければならない。役者と監督がうまくやっているか、誰かが孤立していないか、無理をしていないか――その空気の流れを“見ていないようでいて、じっと見ている”という姿勢が求められる。


現場に深入りせず、しかし目は離さない。

プロデューサーとは、そういう立場であるべきなのだ。

現場と仲良くしすぎていると解任できない。

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