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ルビー・チューズディ 歌詞

Ruby Tuesday / ルビー・チューズディ(The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ)1967


チェロやリコーダーの音色が印象的な、美しくも切ないバラードです。

タイトルにもなっている「Ruby Tuesday」は、作中に登場する女性のニックネーム。


彼女は「何も得るもののない人生なんてまっぴら」「夢を失って死んだように生きたくはない」と語り、

どこからともなく現れては、またどこかへと消えていく―まるで自由を求める風のような存在です。


"Ruby" という名前からは、燃え上がるような情熱の赤を思わせます。

果たして彼女は火曜日にだけ現れる情熱的な女性なのか? それとも、火曜日(Tuesday)にちなみ、火星(Mars)=戦いの神を象徴する存在なのか? いずれにせよ、謎めいた彼女の姿には、抗いがたい魅力と哀愁が漂います。 火星人かもしれません。


キース・リチャーズの恋人であった"リンダ"をモデルにしたとも言われています。


「Ruby Tuesday」は、その美しい旋律と歌詞の世界観から、今なお世界中で愛され続けている名曲です。その人気は、"Ruby Tuesday" の名を冠したレストランや古着屋が各地に存在することからも窺えます。


アメリカでは、「Let's Spend The Night Together」のB面としてリリースされました。

しかし、A面の楽曲が性的なニュアンスを含むとして多くのラジオ局で敬遠された結果、B面の「Ruby Tuesday」が頻繁にオンエアされることに。

結果として、両曲はそれぞれ別々にBillboard Chart入りし、「Ruby Tuesday」は見事1位を獲得。一方の「Let's Spend The Night Together」は55位にとどまりました。


-----------

彼女はどこから来たのか、決して語らない

昨日のことなんて、風に流れるままに

過ぎ去ってしまえば、もう何の意味もない


陽が照らす昼も、闇に包まれた夜も

誰ひとり知らない――

彼女がそっと現れては、また消えていくことを


さよなら、ルビー・チューズディ

誰がその名をくれたのだろう?

変わりゆくおまえを見つめるたびに

僕は今も、恋しさに胸を焦がすんだ


どうか聞かないでくれ

なぜ彼女が自由を求めるのかなんて

きっとこう言うだろう――

「それが、私の生きるたったひとつの道なの」と


縛られることなく、何かを手にすることもない人生

けれど、何も失わずに生きることが

どれほどの代償を伴うのか…


「負け犬でいるのは、もう終わりよ」

そう彼女は微笑んだ

夢をこの手で掴むの

指の隙間からこぼれ落ちてしまう前に


ただ息をするだけの人生なら

夢は消え去り、心は凍えてしまう

そんな世界に囚われたくはないの


さよなら、ルビー・チューズディ

誰がその名をくれたのだろう?

移ろいゆく君を追いかけながら

僕は、ただ恋しさに震えるばかり…

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