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6 村上春樹の小説はなぜ、世界中で読まれているのか?
村上春樹の小説はなぜ、世界中で読まれているのか?
読みやすい文体を追及したので、翻訳されやすい作品にもなった。
つまりは英文的に書いている証明だ。
「日本語性を排した日本語」が海外で多くの評価を得ている。
村上春樹先輩は、1986年10月にヨーロッパに移住した。
『ノルウェイの森』は
同年11月にギリシャのミコノス島で、
執筆に取りかかり、大学ノートにボールペンで書き進めた。
12月28日、ミコノス島を出て、
1987年1月から1か月間、シチリア島のパレルモで書き続け、
ローマに移動。
3月7日、早朝から17時間休みなしで第一稿を深夜に書き上げた。