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ジェイン・オースティン(3)プライドと偏見

映画「ユー・ガット・メール」でメグライアンが言います。


「私は、高慢と偏見を、200回は読んでるの」


原題「Pride & Prejudice」


邦題が統一されていません、


「高慢と偏見」又は「自負と偏見」と訳されました。


ぼくは「プライドと偏見」がしっくりきます。



映画ではプライドと偏見(2005)というタイトルで、

キーラ・ナイトレイが主演。



人を最初の印象だけで判断してしまう偏見。

思い込みはこわい、真実がみえなくなるから。


偏見を高めるのはプライド。

本当に自分を愛している男は誰なのか

勘違い、思い違い。


自分のつまらないプライドを、ちょっと傷つけられただけで嫌いになった男。


それが偏見だったと気づく。


男の方も最初に彼女を傷つけたのはプライドだったことに気づく、


最後の展開は劇的ですね。


本作から印象に残る部分をふたつ。


1.結婚生活の幸福なんて、まったくの運次第だわ。


どんなにお互い知り合っていたところで、


どれだけ結婚前に気が合っていたところで、


幸福が増すわけじゃない。


たいていの場合が、結婚した後に、


どんどん性格ちがいの人間になっていって、


気まずい思いばかりしている。


そう思えば、 むしろ一生いっしょに暮らそうという人の欠点など、


できるだけ知らないでいるほうがいいのよ。


2.ほんのちょっと惚れたような恋にかぎって、


ラブソングを歌ってしまえば


恋心のほうは、完全に発散してしまうようなものですよ。



*  *


翻訳された小説は前編後編になっていて、


前編を読み出して、古い文体で、読みづらい、これは悲劇だ。


物語の筋が理解できない。


村上春樹さんが「華麗なるギャッツビー」や「ティファニーで朝食」を新訳されたように


ぜひ、どなたか本作も新訳する必要がありますね。


せめて、わかりやすくするために、訳者は登場人物の名前に、


母と姉とか入れてくれないと、読んでいて誰が誰だがわからなくなる。


タイトルも「高慢と偏見」、「自負と偏見」と


統一されていなくて混乱します。

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