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(25)エンディング  銀座の店「東京ジョー」


ナレーション

「早川雪舟はハンフリー・ボガートに呼ばれてパリから米国へ。

映画東京ジョーに出演するためでした。

映画は全編日本が舞台です。

東京・銀座二丁目でTokyo Joe'sを経営していた

米国人ジョー(ハンフリー・ボガート)は、日米戦争になり、

米国へ帰国していたが戦争が終わり、日本に戻ってくる。

ハンフリー・ボガードが柔道や日本語を披露しています。


さて〜、サムは日本に戻って、

銀座にあるリックの店『東京ジョー』

にやって来た」


サム「店の名前は親分の店ですね。

中はカサブランカのお店と変わらない。」


リック「いや〜生きていたのか。

お前も日本か?」


サム「米国は僕ら日系人を裏切った国です。

信用できない」


リック「俺も同じだ。米国は信用できない」


サム「なぜボギーは映画でジョー親分の名前を?」

リック「わからない。早川雪州さんがつけたのかもな。

おまえはどこの前線に行かされたんだ?」


サム「ボス!ノルウェイに出撃しやした。

ノルウェイの森にあったドイツの慰安婦収容所の開放に関わりやした」


ナレーション

「ナチが優秀なドイツ民族の子孫を増やそうと

企画したレーベンスボルン(命の泉)政策でした。

当時少子化で人口の減っていたドイツ国民の数を増やす為に、

ナチのドイツ兵に対し、

占領地ノルウェイの女性との間に子供をつくり産ませる事を奨励した。

戦後9千人とも1万人とも言われる慰安婦の子供達は、

ヨーロッパの人権裁判所で祖国ノルウェイ政府を相手取り損害賠償を起こした」


リック「また!収容所かい。俺は英国へ渡った。

エンスラポイド作戦だ。

ナチスのユダヤ人や少数民族の絶滅政策の首謀者の暗殺だ」


サム「ハイドリッヒ・ラング暗殺ですね。

それはすごい作戦だ」


サム「ジョー親分はユダヤの収容所を開放したそうです」


リック「どこで?」


サム「ドイツバイエルン州のダッハウ強制収容所です」


リック「日本人みんながユダヤ人を助けている」


サム「やっぱ!ユダヤ人とは親戚なんですかね」


リック「米国のドイツ人が日本人を収容所へ入れたらしい」


サム「あいつら敵国なのに、米国で、のうのうとしていた」


リック「そうだ!サム! 

ホリーも帰国したんだぜ。ほら」


ホリーが登場して歌う。

「ムーン・リバー」という曲が流れる。


次に 軽快なリズムの曲で

ホリー「眠りたいわけでもなく、

死にたいわけでもない。

ただ、旅して行きたいだけ、 

ムーンリバーを越えてね。

トラヴェリング~、 トラヴェリング~

ミス・ホリデー・ゴライトリー、トラヴェリング

そんな、見えない名札をつけているのよ」


「Moonlight Serenade」の曲がはじまる。

全員が参加して ハミングする。

-------------------

ミュージカル原案 SAKIMORI「カサブランカで朝食を」

終わり 

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