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フェイドアウト断章  作者: 石藏拓(いしくらひらき)


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ゲーリー・クーパーは、「まさか」「ほんとかい」「そんな話、初めて聞くよ」、これだけで女性は

どうしたらもてるか?


私は失恋ばかりでえらそうなことは言えませんが、


映画俳優をみていると


世界で一番の美女たちにもてたのはゲーリークーパーのようです。


あの誠実で堅物の二枚目にみえるゲーリー・クーパーです。


その彼が絶世の美女で大女優のグレース・ケリー、

イングリッド・バーグマンを口説いてしまったそうだ。


まあグレース・ケリーとは「真昼の決闘(1952)」で共演、

イングリッド・バーグマンとは「誰が為に鐘は鳴る(1943)」で、


それぞれ職場恋愛になったのでしょう。

しかしそれだけではないと思います。


彼のもてる秘訣は徹底的な聞き役になることだったようです。


有名な話しですが、たった3語の相づちで女性はくどかれた。


「まさか」「ほんとかい」「そんな話、初めて聞くよ」。

クーパーはそう相づちを打って、

女性の話に耳を傾けて女性が落ちていった。


女性と会話するには、3語で十分。


いまやハリウッド一のモテ男、

ジョージ・クルーニーも似たようなことを言っています。


2人はイケメンでもあるが、何より聞き上手なのですね。


人気のあるホストも同じようです。


明石家さんまはおしゃべりですが、

「ほんまかいな」と驚いてみせるのがうまい。

意外と聞き上手ですね。


そして男性は勘違いしないこと。


とにかく男性は粘り強く黙って女性の話しを聞くことです。

その話しでの解決策の提案はしてはいけない。

どうしても男はいい解決策を提案したくなるものだ。

するとその会話から口論に発展することがある。


つまり男性が女性を見下してしまうようになることがある。

批判→防御→批判→防御→見くだし・・・・

これが続くと相手を見下し始め延々続く喧嘩へと発展する。


これが夫婦でのケースならいつのまにか離婚にまでつながってしまう。


夫婦仲が心配な旦那さんは、

まず奥様に「君の将来の夢は なんだ?」と質問してあげる。

そして「ウンウン」と聞き、

でも時には演技で「そうなんだ」とアクセントを入れる。


奥様の毒素を抜いてあげるだけでいいのです。

これは旦那様にも効果があるかもしれません。

毎日愚痴を言わずに黙って

旦那様の話しを聞ける女性は利口な方ですね。


とにかく経験から、女性は男性に言う言葉で多いのは、

「本当に聞いていたの?」

とにかく男っていうやつは

女性の言うことをちゃんと聞かないように思えます。


作家の塩野七生氏は、著書「人びとのかたち」の中で

クーパーのエピソードに触れ、こんなことを書いている。

自信のある女性、気の強い女性、

自分は仕事ができると思っている女性に対して、

話を聴いてくれるということくらい有効な武器もないからだ。

なにしろこの種の女性たちは、自分の話すことはそれ自体で価値ある、

と思いこんでいるからである。


性人類学者のキム・ミョンガン氏も言っている。

人気のエステティシャンは施術がうまいからだけではない。

「大変ですね」と相づちを打ち、

愚痴を吐き出させるのがうまいのです。

お客の大半がガムシャラに働き、

弱みを見せたがらないキャリア女性が多くエステに通うらしい。


この聞き上手は女性だけでなく男性にも、

そして仕事でも通じる話しではないでしょうか。


余談だが<1万人斬り>したハリウッドスターがいたそうだ。

不倫スキャンダルに揺れるプロゴルファーのタイガー・ウッズは

続々と愛人が発覚し、

安室奈美恵との交際が発覚した「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳は

<400人斬り>とも言われるが、上には上がいた。


往年のハリウッドスター、ウォーレン・ベイティ(ビーティ)が

伝記「スター いかにウォーレン・ベイティはアメリカを誘惑したか」

の中で<1万人斬り>を告白している。


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