その20 相棒の死
2008年6月8日は日曜日だった。
テレビニュースで以下の内容が画面にテロップされた。
「本日午後0時30分過ぎ、秋葉原で、通り魔事件発生。
重体は宮本直樹さん21歳・・・・」
宮本の名前があり、気になった。
年齢が違ったので別人と思った。
携帯電話が鳴った。電話は哲郎からだった。
「休日で悪いが・・・」
「いえ!なんですか?」
「テレビのニュースで宮本直樹の名前が出た!」
「ああ!見ました。
でも!年齢は21歳なんで同姓同名の別人では?」
「そうか!年齢が違うか!気になったので電話した」
カンの良い哲郎だ。念のために宮本の携帯へ電話した。
留守電となっていたので携帯電話にメールした。
翌日、ネットのニュースで事件の概要を見た。
宮本の年齢が21歳から31歳へ訂正されていた。
マスコミに流れた写真は若い頃の宮本だった。
宮本の携帯電話からメールの返信が来ないのを納得した。
「あいつは、秋葉原に行くのが好きだったからな」
宮本が死んだ実感がわかず、頭が空白になっていた。
ぼんやりしていると、葬儀の詳細メールが届いた。
葬儀日程
6月11日18時通夜、翌日12日11時30分告別式