表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
271/478

その13 エージェントの仕事


大学を卒業して製薬会社に入った。

ITの技術者として経験を積んで、以降は外資系の会社を転々とした。

40歳代になり衰えを感じた。

野球の選手と同じだ。過酷な頭脳労働は30歳代がピークだ。

仕事はコンピュータとの対決だ。ぼくはうんざりしていた。

休日も夜もない。24時間戦う仕事なのだ。

破格の退職金に目がくらんで、会社をやめた。

システムコンサルタントとして独立をめざすが、

あてにしていた大口のお客に裏切られた。

システムコンサルタントでは食べれない。

ぼくに残った仕事はエージェントだった。

正社員での再就職ができずに、半年間はフリーでエージェントの仕事を行う。

なかなかフリーのぼくに紹介を頼む技術者はいなかった。

だがエージェントの仕事で技術者の受け入れ先の名刺が100枚以上になった。

49歳で、ソフト会社に営業職として潜り込んだ。

半年のエージェント活動だけで、正社員として間違って採用されたが、

売上が上がらないと首にする会社だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ