「ある日どこかで」 その3 なぜ酷評?
なぜ酷評されたのでしょう。
原作はマシスンが20世紀初頭の女優モード・アダムズの写真に
感動して、SF小説Bid Time Return(時を戻れ)を発表した。
本は売れなかった。
製作者スティーヴン・サイモンは感動して映画化しようと考えた。
脚本段階で原作の修正が行われた。
配給のユニバーサルは企画に反対であったが、サイモンに借りがあった。
申請予算の半分の400万ドルならと制作許可を出した。
配役を決めているなか、脚本を読んだ女優シーモアが
「これは私にピッタリの役、自信がある」と言ってきた。
007のボンドガールで有名になった女優です。
製作者スティーヴン・サイモンは予算の関係なのか、
「ジョーズ2」でヒットしていたシュワルツが監督に抜擢した。
シュワルツも脚本のとりことなった。
映画監督としては「燃える昆虫軍団」「ジョーズ2」「スーパーガール」などの作品がある。
テレビドラマの仕事も多く、「刑事コロンボ/毒のある花」
「刑事コジャック」「ザ・プラクティス」「アリーmyラブ」「CSI:マイアミ」「ボストン・リーガル」「ヤング・スーパーマン」などを監督した。
恋愛映画については未経験の監督で、予算の関係かなのか、「スーパーマン」役で有名なクリストファー・リーヴを指名した。
評論家の酷評のひとつにクリストファー・リーヴの後姿が恋愛向きでなく作家らしくない。体を鍛えすぎだ。
ボディガード、プロレスラーにしかみえない。
酷評はわかりますが、作家で肉体を鍛える男性もいると思います。
酷評の2つ目は、ラブシーンが全部いただけない。
ラブシーンの演技がロボットみたいだと言われました。