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映画『ゴースト』の製作裏話

私はカサブランカの資料を持ってスタジオ録音に行った。


「ごきげんよう! サーキーの映画の時間です。

今日は映画『ゴースト』の製作裏話です」


私は毎週金曜日の深夜のラジオ放送を受け持っていた。

評判はかんばしくなく、いつ打ち切りになるか覚悟していた。

映画「ゴースト」について脚本家は語る。

「脚本はハムレットからヒントを得た。 

冒頭で父の亡霊が息子に自分の死の復讐を訴える。

これをうまくアレンジしたいと思った。

テーマは人生はカチッと消えておしまいだ。

この映画では、まだその先があると訴えた」


製作者は語る。

「主演男優役が難航した。

この映画への出演に、ビッグスター全員に断られた。

大スターは死人の役に出たがらない。

主演男優となったパトリック・スウェイジは、

この脚本を読んでボロ泣きして、

彼がこの役をやらせてくれと言ってきた。

監督は言った。

『君が生きているうちはこの役やらせない』

パトリック・スウェイジは、退かない。

監督は言った。

『そんなに言うのなら

最後のシーンをやってくれ!』

やらせたら、関係者がほとんど泣いたんだ。


監督は『君に決定だ』と言った。

彼は顔の表情で演技できる。

でもこの抜擢には裏があった。

脚本家が彼を見て直感したらしい。

しかし監督が頑固でオーディションとなったんだ」


「主演女優デミ・ムーアはすんなり決まった。

デミは涙を流せる天才だ。

瞬時にだせる。

逆にスマイル顔には苦労した」


「助演女優ウーピー・ゴールドバーグだが、

個性が強すぎるので最初見送った。

しかしこの役は難しく誰もが断る。

ウービーはこの役をやりたいと言うので

男優と読み合わせをしたんだ。

彼女は時々大ホームランを打つ俳優だ。

彼女のすごいのはコミカルとシリアスを溶け合わせた

演技ができることだ」


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