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「ルーシー・イン・ザ・スカイ」 前篇終わり
御茶ノ水でリョウコと会った。
リョウコは彼氏になってほしいと言う。
僕が返事をしないので、リョウコは気づいたようだ。
リョウコは泣き出した。
恋愛って、こちらが、気があると、相手は引くし。
僕にその気がないと、リョウコの方がその気になってくる。
リョウコは長期のバイトでバスガイドをしていて、
寮が蓮根にあり、送っていく。
跡見の学生寮を出て、バス会社の寮に住み込んでいた。
リョウコはいい声をしていた。
バスガイドには向いていると思った。
アマンと別れた。理由はテルミだ。
オンワードがアマンを食べたと報告があった。
三月になり、テルミは大学を卒業して東北の実家に帰っていった。
フェイドアウトは続く。
(「ルーシー・イン・ザ・スカイ」 前篇終わり)