209/478
京子の変心
十一月二十五日
恵美子、京子、オンワードで、「クレイジーホース」に行く。
オンワードと恵美子を会わせるのが目的。
恵美子はオデキが忘れられないようだ。
僕は、オデキが大学のクラブで忙しいからと嘘を言うしかなかった。
京子は彼氏がいるというが、参加した。
今夜の京子はおかしかった。
飲みすぎたのだろうか?
僕にもたれてきて甘えてくる。
僕は嬉しかった。
夜の十時に店を出る頃には
京子も酔いがさめて、
いつもの高飛車な「私は美人よ」と言わんばかりのすまし顔だ。
僕は京子を見送るために新宿駅構内に入る。
オンワードも恵美子を送っていくというので駅内で別れた。
すると京子はまだ帰りたくないと言うので、駅を出て喫茶店に入った。
京子は十九歳、無口でクールで、都銀に勤務するのはもったいない。
モデルで成功しそうだ。
京子はさっさと帰っていくと思っていた。
喫茶店で話しているうちに、時間は過ぎて終電はなくなっていた。
新宿信濃町の、僕の部屋に泊めた。
まさかの展開で、僕の彼女になった。