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フェイドアウト断章  作者: 石藏拓(いしくらひらき)


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184/518

プロのバンドへ


早稲田祭でのコンサートが終わり、コンボは解散した。


次のバンド編成の話がない。おそらく来年の四月になるだろう。

バンマスの遠藤大策氏や主要メンバーが四年生で、卒業する。

お別れもなく、メンバーとフェイドアウトした。


「キーボードを募集している」と、下宿先の丸谷氏が言った。

「僕のキーボードはプロ級じゃないよ」

「Led Zeppelinの『Thank You』が弾ければいいそうだ」

「『Thank You』なら弾けるよ」


バンドメンバーは、ギター(新宮広海、大賀ケン)、ベース(三島良一)、

ドラム(小田切慎一)、パーカッション(井上治夫)と揃っていた。

ドラム以外は同じ松江出身だった。

マネージャーもいて、プロのバンドだった。


大学の学園祭でコンサートをしながら、

バンドのレパートリーだった

サンタナのナンバーを練習した。

十二月からクラブでの演奏となった。

新宿歌舞伎町でオーディションが行われた。

どのクラブで演奏するか、各クラブのオーナーが見に来ていた。

オーディションでの演奏曲はサンタナの「ブラック・マジック・ウーマン」で、

僕の担当は歌とキーボードだった。


書籍に続く



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