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ピアノの弾き語り模索1

新宿の「クレイジーホース」に踊りに行って、深夜3時頃に店は終わった。

歌舞伎町を歩いていると女性に声をかけられた。

「可愛いわね。どこか行こう?」

よく見るとゲイだった。丁寧にお断りした。

僕は西新宿駅近くの深夜喫茶「サバンナ」に入って、始発電車待ちをした。

隣の席の男性と話せた。東京に来て、ひと月にもならない。久しぶりに雑談できた。

男性は同じ九州出身だった。

六本木のスナック「You」で働いているので、

遊びにこないかと、店のマッチ箱をもらった。

四月の終わりに、六本木の「パブカージナル」の裏にある「You」に行った。

スナック兼ピアノバーだった。

僕はピアノの弾き語りを仕事にできないかと考えていた。

部屋にはピアノがないので弾けなくなっている。

不安感で焦っていた。

六本木のスナック「You」には、豪華なグランドピアノが置いてあったが、

弾き手がいなくてさみしそうにしていた。

客はボックス席に数名が座っていた。

カウンターにすわって、お酒を注文して、マスターと世間話をした。

「そうか!君は、福岡から上京したんだったな。

俺は長崎出身だ」とマスターが言った。

三十歳代だろう、雇われマスターだった。

「あのピアノ、誰か、弾くんですか?」と尋ねた。

「いや、以前はピアニストがいたが、今はいない。客がたまに弾いているよ」

「それじゃ、僕が弾いて良いですか?」

弾いていいと言うので、得意なビートルズの曲を弾いた。

「マーサ・マイ・ディア」、「ヒア ゼア アンド エブリウェア」などの

ビートルズの曲を弾き語りした。


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