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世界一になった日本映画

東京物語




世界一になった日本映画




英国映画協会が2012年に発行の「サイト・アンド・サウンド」誌




「映画監督が選ぶベスト映画」で1位に選ばれ、




「批評家が選ぶベスト映画」でも3位に。


次のラストシーン、明日は我が身を世界中の観た人が感じたかもしれない。


周吉は、うちわを扇ぎながら一人で家にすわっていると、


隣の奥さんが

「皆さんお帰りになって、淋しくなりましたなあ。ほんとに急のことでしたなあ」と挨拶。


「やあ、気のきかん奴でしたが、こんなことなら、


生きとるうちにもっとやさしくしてあげたらよかったと思いますよ。


一人になると、急に日が長うなりますわい」と、語る。



周吉は一人でうちわを扇ぎながらすわっている。


映画音楽が流れ始めて、尾道の海が映し出され、


音楽の高まりとともに、船が走る音と別の船の汽笛が鳴り響いていく。


必ず別れがやってくる、心の準備をしておこう。

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