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岡本太郎氏の母は、愛人と夫と同居
岡本太郎氏の母は愛人と夫と同居
「かの子繚乱」瀬戸内晴美
かの子さんって恐ろしい女性ですね。
すさまじい魔力
ひとりの女が、恐ろしい芸術の魔神に魅入られ、
三人の男を奴隷のように足元に
ふみすえ、その生き血をしぼりとり、
それを肥料に次第に自分の才能を肥らせていく
世にも奇怪で凄まじい芸術の魔神と人間との闘いの秘密に、
次第に身も魂も奪われ、
我を忘れているのだった。
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岡本 かの子
(おかもと かのこ、1889年3月1日 - 1939年2月18日)
大正、昭和期の小説家、歌人、仏教研究家。
本名カノ。
東京府東京市赤坂区(現東京都港区)青山南町生まれ。
跡見女学校卒業。
漫画家岡本一平と結婚し、芸術家岡本太郎を生んだ。
小説家として実質的にデビューをしたのは晩年であったが、
生前の精力的な執筆活動から、死後多くの遺作が発表された。
耽美妖艶の作風を特徴とする。
私生活では、夫一平と「奇妙な夫婦生活」を送ったことで知られ、
瀬戸内晴美の『かの子繚乱』という小説の題材にもなっている。
Wikipediaより