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虹の女神にみられるリアルな失恋

印象深い失恋シーンは他にもいろいろとありますね。


「花と男子」での、滋のいさぎよい失恋ぶりは、

あまりにさわやかで気にいってます。


ユーミンの歌で「DANG DANG」

あなたにふさわしいのは・・・

私じゃないって

電話を切ったあとに・・・

思い切り泣いたあの日・・・



ユーミンの失恋ソングは

中島みゆきと違ってドロドロしていないだけ、みにしみますね。


きりがないので、失恋の話しは以下で終わりします。


「虹の女神」です。




2006年公開の邦画で、その内容のリアルさに驚きました。


この映画は章に分かれていてその5章が「失恋」となっている。


このセリフがもう頭から離れない。


智也とあおいの会話です。


あおいは智也のことが好きなんですが、智也は気づかない。


智也「さみしいな 俺達」


あおい「さみしいね」


智也「さみしい者同士 つきあうか。


おれら 相性はいいと思うんだけどな」


あおい「そう?」


智也「そうだよ 何が 足りないんだろうな。


ちょっといい」


智也が抱きしめる


あおい「酔っているの」


智也「酔ってないと こんなのできないよ。


酔っているからかな 女を感じない。


でも この程度で結婚を決めちゃう奴もいるんだろうな」


あおい「ちょっとさ そんなこと」


智也「結婚してみるか 俺達 一度」


あおい突き放す


智也「いてっ 冗談だって」


あおい「冗談で プロポーズする奴がいるか?


取り消せ この野郎!


もし このあと誰からもプロポーズされなかったら

今のお前のひと言が一生残るんだよ。


それがわかって言ってるのか この野郎


人の人生むちゃくちゃに しやがって


お前は何なんだよ」 


智也「ごめん あやまる」


あおい「お前は何なんだよ


こんな自分が嫌になる


なんで なんで謝るんだよ


フェーストキスも 奪いやがって


もう何か もう 自分が・・・」



この智也のプロポーズは女性には侮辱だけど、


照れ屋の彼はマジに近いものなんですよね。


これが男なんですね。


====



それから6章の「恋人」での失恋の会話です。


智也に千鶴という彼女ができるが、

その女性は年齢を8歳もごまかしていて、

そのことが、彼女の免許証をみて発覚する。


千鶴「あれ 歳とか気にしないんじゃ なかったの?


34歳じゃ いけないの?  そうなの?」


智也「あ! そうは言ってないけど」


千鶴「でも 年齢とかで愛情が変わるのだったら悲しいな


私だって いつかは34になるのよ


その時は嫌いになるの?」


智也「今の歳が知りたいんだけど」


千鶴「26って言っているじゃない」


智也「嘘はつかないで」


千鶴「言っても何も変わらないんだったら言う」


智也「何も 変わらないって 例えば?


結婚のこと とか 


ほんとに34歳だったら


家族ぐるみで俺のことダマしてたってことになるじゃん


そんな家族とは結婚できないよ」


千鶴「家族は関係ないでしょ 私とあなたの問題じゃない


約束して 何も変わらないって


そしたら ホントのことを言う」


智也「妊娠は うそでしょ」


千鶴「最初に 約束して そしたら話す」


智也「そんなの ひっかからないよ。


何も言わなくていいから 出てってよ」


千鶴「26よ ホントよ」 


智也「でも34にしか見えないよ、出てってよ」


千鶴「34よ でも ホントのことを言ったら つきあってくれた?


バツイチだって言ったらつきあってくれた?」


智也「バツイチ、それも聞いてないんだけど」


千鶴「さよなら」


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