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小説ノルウェイの森 完全ネタバレ その3

      

トオルは嘆く。

「私のことをいつまでも忘れないで。

私が存在していたことを覚えていて」と直子は言った。

そう考えると

僕はたまらなく 哀しい。

何故なら直子は

僕のことを愛してさえいなかったからだ。

直子はレイコさんに自分の服を全部あげると遺言していた。

    

直子の服を着たレイコさんをみて、トオルは嬉しかった。

    

2人だけで、直子の葬式を行うことにする。


お葬式は楽しい思い出にするために、


レイコさんはギターを弾いた。

     

そして 「ねえ、ワタナベ君、私とあれやろうよ」

    

「不思議ですね。僕も同じこと考えてたんです」

    

そしてお別れのSを行う。

  

Sを終えた後のレイコさんの言葉。


「私もう一生これ、やんなくていいわよね?ねえ、


そう言ってよ、お願い。


残りの人生のぶんは、

もう全部やっちゃったから安心しなさいって」

      

レイコさんが北海道に旅立つ日に、

トオルは上野駅まで送って行く。


レイコさんは言います。


「私のこと忘れないでね」、

「あなたと会うことは二度とないかもしれないけれど、

私どこに行っても

あなたと直子のこといつまでも覚えているわよ」、

    

トオルがレイコさんの顔を見たら、彼女は泣いていた。

    

最後にレイコさんは

トオルに「幸せになりなさい」、

「私、あなたに忠告できることは全部忠告しちゃったから、

これ以上もう何も言えないのよ。

幸せになりなさいとか。

私のぶんと直子のぶんを

あわせたくらい幸せになりなさい、としかね」

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