思い出のない冬はつらいわ
思い出のない冬はつらいわ
映画「めぐり遂えたら」(1993)
メグ・ライアンとトム・ハンクス主演のラブコメディ。
二人の共演作としては「ユー・ガット・メール」もありますね。
この作品は映画「めぐり遂い」をモチーフにした作品であり、
いや、むしろ讃美映画と言っても過言ではありません。
ケーリー・グラントとデボラ・カー主演の「めぐり遂い」が劇中で五回も引用されています。
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メグと友人が「めぐり遂い」の映画を観ている。
映画でデボラ・カーが言う「愛していたわ」
メグ・ライアン「この頃は、本当の愛し方を知っていたのよ」
ケーリー・グラント「約束しよう」
デボラ・カー「約束だなんて怖いわ」
ケーリー・グラント「この幸せをつかまないのは愚か者だ」
デボラ・カー「愛の思い出のない冬は寒いわ。私たちに春はなかった」
友人が「このシーンが大好きなの」と言い、二人はグシャグシャに大泣きしてしまう。
「男性陣にはわからない映画よ。そうなの。無理よ」
女性にとっては、とても大切な会話のようだ。
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「めぐり遂えたら」では、日本訳があまり良くなく、
やや中途半端な印象があるため、ここでは映画「めぐり遂い」の会話を紹介します。
「思い出のない冬はつらいわ。春は過ぎたし」
「そう、最後の機会だ」
「私にも」
「逃したら最後さ」
「怖いこと言わないで」
「幸福を逃したら後悔するよ」
「……」
「半年努力する。その時、君はどこにいる」
「何を言いたいの」
「つまり、その時に結婚してほしい」
「最高の殺し文句だわ」