表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/473

マディソン郡の橋(6)マディソン郡の橋には続編がある

マディソン郡の橋 終楽章


1981年、ロバート・キンケイドは68歳になり、

すでにフリー・カメラマンの仕事を引退し、

小島の小屋で孤独に暮らしをしている。


あの運命の四日間から

16年経ったいまも、

フランチェスカへの秘めた想いは

消えることがない。


最後にもう一度マディソン郡の橋を見に行こう、

と思い立つ。


いっぽう、一年前に夫を亡くし、

60代になったフランチェスカは、

いまも日課としてあの橋への散歩

を欠かしたことがない。


ひょっとして、

いつかまたロバートがやってくるかもしれない・・・

それが彼女の支えで、いつまでも若さを保ちたいと思った。


=======


★原作読書簡単感想


265ページ。あっというまに読めました。


内容は


橋での再会はできず、すれ違いとなる。


キンケードには、

同じくすれ違いした女性との間に子供(男)がいて、

その子が父探しをして、父キンケードと再会する。


キンケードは小屋で孤独死をする。

発見は愛犬ハイウェイが吠え続けるから。

遺灰はあの湾に。まかれた。


遺言によって

フランチェスカの元にキンケードの遺品が届く。


八年後

フランチェスカは正編のようになくなり

遺灰は遺言であの湾に。

まかれた。


===========


★キンケイドの言葉1


運命を呪ってもなんにもならない。


物事はこれという理由もなしに起こる。

ただそれだけのこと。


良くも悪くも、運命に向かって悪態をついても、

立ち昇る煙や、吹く風をとがめるのに等しく、

一生を悲嘆にくれて過ごすだけだ。


自分の訪れた運命が何であれ

最後は、それを背負って生きていくしかない。


* *


再び橋を訪れたキンケードは


数分すると、橋から外へ出た。


「もうこれでいい」


自分の記憶が語りかけるものを確認する。


もう一度フランチェスカのいた空間に立って、

自分の感情がまだあのときと同じくらい強いかどうか

確かめたかった。


だれにとっても大恋愛は生涯に一度で十分だ。

彼は別れの挨拶をしに来たのだった。


* *


すれ違いに橋にやってきたフランチェスカは

気配を感じた。


「誰かいるんですか?」


誰かが、なにかがそこに、

木立のかげにいるとはっきり感じた。


どこかで車のエンジンをかけたような

音がしたような気がした。


キンケードの愛犬の鑑札を拾うが、

フランチェスカには、

それがキンケードの愛犬のものとはわからない。


* *


★キンケードの言葉2


「人間がどれだけ成熟しているかを示す尺度が2つある。

一つは、自分自身を笑えるかどうか。


もう一つは、他人の素晴らしいし才能に対して、

妬んで膨れっ面しないで感嘆の笑みを浮かべられるかどうか」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ