現代ダークファンタジー書きが、異世界モノを完結させてみて分かった、それぞれの特徴をまとめてみた!
ということで、この度異世界モノの話を書いてみようと思い、33話完結まで書きました!
そこで、私の代表作であるダークファンタジーモノと照らし合わせ、異世界モノの書きやすさの理由、双方の利点などを纏めてみた!
・異世界利点①「設定が読者に伝わりやすい! ゆえに書きやすい!」
最初にして、ここが現代ファンタジーとの最も大きな違いだと思うのですが、異世界モノは、やはりジャンルとして確立されているため、読者が設定をぼんやりと分かっている状態からスタートします。
「魔法」と言ってしまえば、「あ〜。魔法ね」となりますし、「勇者」「魔王」「モンスター」「精霊」などの肩書き名刺だけで、そのキャラの立場が割と鮮明に浮かんできます。
さらに、お名前を出させて頂きますが、「転生したらスライムだった件」や、「無職転生」などのような「一大ビッグネーム」となる作品を、読んだことのある方がこのサイトには多いと思います。
なので、詳細な説明がなくても、共有されている世界観がくっきりと見えてくるのが、大きなメリットですね。
さらに、現代ファンタジーでは、「能力」や「バトル」のルールを、一から構築しなければいけない場合が多く、それにより、説明不足による齟齬が起きやすいと感じます。
しかし、異世界モノでは、「ある程度決められたルール」のなかで、「自分の作品だけの要素」を追記するだけで、もう成立させられます。
例えば、私の作品ですと
「『レベル』というのは他者と比較している指標ではなく、自身の最大地点に相対した数値である」
というルールがあるのですが、これを記すだけで
「この世界の『レベル』はそういう扱いなんだな」と、なんとなく理解してもらえます。
これにより、レベル100の存在が、レベル50の存在に負ける事を「システム」として理解してもらえるのです。
つまり、「異世界モノは現代ファンタジーに比べ、めちゃくちゃ書きやすかった」です。
その代わり、自由度が少し低く、他の作品と被りがちになるのは、難しいところですが……
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・異世界利点②「ある程度の定型が存在するので、読者に何を目指しているのか分かりやすい!」
これも大きなメリットですね。
現代ファンタジーを書いていて、見てもらった人(読み専歴数年)に言われたのは、「表現、内容はかなり良いけど、どこに向かっているのかが分からない」でした。
確かに、現代ファンタジーは独自世界観になりがちです。
なので、張った伏線やストーリーの行き先は、自分の目で読んでもらわないと、構造上分からないようになっています。
それに対する不信感が、読者離れを引き起こす一因になるのでしょう。
現に私の作品も、大きすぎる伏線が抽象的ゆえ、分かりづらいと言われたわけですし……
しかし、異世界モノは、始まった時点である程度テーマが分かります。
異世界では特に人気のある「無双」「チート」「追放」「ざまぁ」「ハーレム」「スローライフ」
これらのトレンドを上手く取り入れられたならば、読者にとっては
「約束された品物が提供される」
という保証になります。
ただ、個人的に上記のトレンド群を書くのは非常に難易度が高いと思っています。
似通った作品が多すぎるうえ、登場人物が作者に動かされている感を消すのが少し難しいからです。
「悪役令嬢」モノは私自身あまり手を出したことがないので、何とも言えないのが現状です。
ただ、私個人として、「無双」「ざまぁ」は異世界モノだからこそ成立しやすいテーマだと感じています。
現代をもとにしていて、このテーマで描くのはいささか難しすぎると思うので……
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・他にも違うところ
さて、今までは利点や難易度で語ってきましたが、ここからは完全に私個人の主観で進めさせて頂きます。
両方書いて分かったのは、「どちらにも違った楽しさがある」です。
異世界モノは、「定型」が存在する、それは裏を返せば、「オリジナリティが映える」という事になります。
「ほかの作品ならこうなる」という読者の持った感覚を、簡単に裏切ることができる。
手早く衝撃を与えられるのが、描いていても面白みでしたね。
また、予想以上にスラスラと書けました。
プロットを組んでも、私は何度も何度も筋が通っているのかや、違和感がないかなどを考えてしまうのですが、テーマが確立していることの書きやすさを実感できましたね。
バトルも頭を使って格上を倒すような内容にしては、やりやすかったなという印象です。
現代ファンタジーは、自分の描きたい世界観を完全に重視して進められるのが面白いですね。
真っ白なカンバスに書き進められて、主観、感覚を世界観に取り入れられる。
書き手が世界観を変えられるのが一番の面白みですかね。
その分難易度は跳ね上がりますが、完成した時の満足感は、多分こちらの方が上だと思います。
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・結論
異世界モノは、「書きやすいが細かな部分で難易度が実感できる!」
現代ファンタジーは「めちゃくちゃ難しいが自由度と達成感が凄い!」
こんなイメージですかね。
なので、「創作に触れてみたい」「物語を書いてみたい」というような人には、圧倒的に異世界モノがオススメできると思います。
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・最後に
ここまで言っておいて、私の作品は「定型」からかなりズラして書かせてもらっています。
上記の「トレンド」を一切使用していないからです。
やっぱり現代ファンタジー書きとしては、頭を使ってじっくりバトルを構築するほうが面白いので、主人公が強すぎると不都合なんですよね……
だからこそ、異世界という土台の上で、どこまで自分色を出せるか挑戦してみたのが、今回話させて頂いた私の作品
『1000年後に復活した初代魔王、現代のインフレに敗北する。 〜下等生物の分際で、この俺をボコるとは褒めて遣わそう〜』
作品コード N3654LP
になります。
こちらは全話執筆済みなので、毎日一話ずつ更新させて頂いています。
また、私の代表作である現代ダークファンタジー
『ロマンチスト・ソウル』
作品コード N0594LL
も、ご一読くださると非常に嬉しいです。
こちらはまだ未完ですが、現状でもクオリティには相当の自信を持っております。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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