第1話 ファイナルファンタジーVII
2~3年ぶりにクリアした。SWITCH版だ。そう言う訳で改めて感じたことを語って行きたい。
<なぜ今『FF7』?>
カッコつけた言い方をすると資料だからだ。拙作『アブソリュート・トラッシュ』で登場人物たちが『FF7』をプレイし、その中で古いバージョンでは200時間かかると言われるヴィンセントやりこみ(ヴィンセントだけで65535体撃破)をするというものなのだが、登場人物たちはヴィンセントやりこみの用意が整った状態でPS2のオリジナル版を渡されるが、「もう倍速プレイが出来るSWITCH版で最初からやり直す方が速くないか?」と気付いてSWITCH版でやりなおし、登場人物たちはストーリーを体験するというものだ。だから
・ある程度『FF7』に慣れた人間が一人いる
・ヴィンセントやりこみに必要なシナリオクリア(厳密にはラストダンジョンの奥にあるアイテムゲット)に必要なクリア時間
これを確かめたかった。ちなみに俺はヴィンセントやりこみまではさすがに出来ない。
だからまぁ緩くタイムアタックみたいな節はあり、あまり枝葉の部分のミニゲームはやりこまなかった。やるとしたらクラウド最強技の『超究武神覇斬』入手のための闘技場くらいだな。
12月28日の夜にはじめてその日は3時間。ミッドガル脱出までだ。その後もちょっとずつ大掃除とか他の作業があったりしたが、12月31日の時点で年内クリアの希望は見えた。だが12月31日は22時から勉強会があるので、実質2時間短いことになる。
それでも21時55分くらいに無事セフィロスを撃破。エンディング等を見たため勉強会には少し遅刻したが、プレイ時間は18時間36分。レベルは60だった。数年前のデータは22時間超でレベルも68だったのだが、ソフトの記録では22時間でもSWITCHに記録されているプレイ時間では27時間くらいだった。つまり、5時間くらいは全滅でロスしているということだな。つまり9時間の短縮! 18時間というと俺がふと時間が余った時にやってしまう『ポケットモンスターXY』と同じくらいのプレイ時間だが、何度も話したように『XY』は低カロリー。何周もするのに向いているが、『FF7』はかなりのハイカロリーなので年に何度も周回とはいかないな。
だがやっぱり名作だったし、拙作と重ねて暗喩になる部分はたくさんあった。
<なぜ早くクリアできたのか?>
多分ここ最近『FF7』のやりこみ動画を見ているからだと思う。しかもそのチャンネルでは倍速不能の原作版。ガチで220時間やりこむというものだったのだが、番外編としてマテリア(魔法やコマンド、行動を支援するアイテム)の紹介をしていたのでそれを参考にした。
あとはまぁ……。最後の方は魔がさして攻略サイトは見たな……。とは言っても、
・『超究武神覇斬』入手チャレンジに必要なGPの効率的な入手方法
・ヴィンセントの武器で命中率カンストの武器(後述)
これだけだ。
このヴィンセントの命中率カンストの武器が今回のタイム短縮のキーだった。
ヴィンセントの装備アイテムは銃なので後列から攻撃可能で比較的安全に戦えるのだが、必殺技に値するリミット技のクセが最悪で、リミットゲージが溜まると通常攻撃の「たたかう」コマンドが「LIMIT」に変化し、通常攻撃が不可能になる。リミット技を使うとヴィンセントは魔物に変身して操縦不可能になって暴れまわるため、ヴィンセントを使って回復させたりバフをかけたりも出来なくなるのでリミット技が実質ハンデになっている。
だが動画で学んだとおり、『FF7』には「ひっさつ」というマテリアがあり、これを装備すると「たたかう」の他に「ひっさつ」コマンドが増設される。さらに「ひっさつ」は命中率が下がるが、当たれば必ずクリティカル。だがヴィンセントが命中率カンストの武器を使えばほぼ必ずクリティカルが発生する上に、これは「たたかう」コマンドが「LIMIT」コマンドに変わってしまっても「ひっさつ」が残り続けるので「LIMIT」を使わずに「ひっさつ」で行動可能、もちろんアイテムや魔法、召喚も可能だ。だから命中率カンストの武器が手に入ってからは通常攻撃はしていないし、LIMIT技も雑魚戦でしか使っていない。
さらに「ひっさつ」マテリアに「HP吸収」を連結させると、攻撃が当たりにくくて当たってもダメージが小さい後列から、常時クリティカルを出して攻撃するたびにHPが回復するヴィンセントが出来た。
ヴィンセントが常にクリティカル、しかもHP吸収ということで大活躍だった。
ただし、命中率カンストの武器は攻撃力自体は高いわけではないので、ラストダンジョンに行く頃には当然最強武器装備のクラウドやシドの通常攻撃には負けるダメージ。
あとは、コンフィグ画面でコマンド選択を前回使ったコマンドに自動でカーソルを合わせる「きおく」にしておくと選択画面で最短で「ひっさつ」を使える。
とにかく中盤はヴィンセントが高火力、そしてダメージを受けにくい上に攻撃するたびに回復、LIMIT技で暴走しないというのが偉かった。
あとシンプルな理由だが、前回のプレイ時は状態異常完全無効化のアクセサリ『リボン』を取り忘れていた。だから状態異常をバラまく敵のところで数回全滅を食らっていたこと、最高のチョコボを作って最強の召喚獣『ナイツオブラウンド』を入手しようと試みたことがプレイ時間が長引いた理由だと思う。前回のプレイで『リボン』は必須アイテム、『ナイツオブラウンド』は必須じゃないと学んだことが今回の短縮につながった。
それでも本当に22時からの勉強会に間に合うかギリギリだったので、技発動時に2分近いムービーを見せるセフィロスの『スーパーノヴァ』を二回も撃たれた時は「やめてくれやぁ!」と謎の関西弁になりそうになった。
<登場人物たち>
今回の『FF7』ではいかに拙作と『FF7』の登場人物に重なるところがあるかを見つけ出し、半ば思いつきで始めちゃった拙作でのヴィンセントやりこみをいかに正当化し補強するかにあった。そこは拙作の方のネタバレになってしまうのですべては語らないが、今回は登場人物に注目したため登場人物の見方は大きく変わった。以下に分類して紹介していこう。ちなみに全員パーティメンバー+ラスボスのセフィロスだが、その中でもさらにカテゴリを分けて話したい。
<セフィロスを止めたいものたち>
ラスボスのセフィロスと因縁を持ち、彼を止めようとするものたち。
→クラウド
ご存知! 『FF』シリーズの顔にして、『スマブラ』にも参戦した男。神羅カンパニーの私兵団“ソルジャー”の最高ランクだったが退職し、金でバレットに雇われて彼率いるテロ組織“アバランチ”の用心棒として魔晄炉爆破ミッションに参加。
二度目のミッションの途中でエアリスと出会い、エアリス救出のために向かった神羅カンパニー本社で死んだはずのセフィロスの生存、そして彼の再始動を知り、セフィロスを止めるために戦い始める。主人公ではあるのだが、彼の抱える謎を話すことは出来ない。これから『FF7』をやり始める人もいるだろうし、今は『FF7』もリメイクが進行中だからな。
ゲーム中の性能は主人公だけあって最高ランク。近年のCGでの超絶イケメン化では出来ない、荒々しいポリゴンならではの迷言や迷シーン、謎行動も多く、クールキャラだが意外と愛嬌もあってボケられるキャラ。
→エアリス
古代種と呼ばれる存在の生き残り。ミッドガルのスラム街で花を育て、それを売っている。彼女自身はセフィロスとはあまり因縁がないのだが、セフィロスが起こそうとしている災厄に古代種としての力で立ち向かおうとする。
→ケット・シー
可愛い子猫のぬいぐるみで、関西弁でしゃべる。だが実は神羅カンパニー部長がリモートコントロールしている神羅カンパニーのスパイで、中盤までは彼のスパイ行為でクラウドたちの行動は神羅カンパニーに筒抜け。だが今回のプレイで一番好きになったキャラだった。
ケット・シーを操る神羅カンパニー部長リーブは神羅カンパニーの人間とは思えないくらい良識派の人間で、縦割り重視、そして声のデカさと狂気で縦割りが決まってしまう神羅内において穏やかで、あくどい他の管理職に苦汁を飲まされがちなのだが、彼は神羅カンパニーを裏切って完全にクラウド側に寝返っても神羅を退職しない。それはリーブなりに「神羅が引き起こした災厄は神羅の人間として解決したい」「神羅の人間だからこそ神羅を変えられるし、変えたい」というサラリーマンとしての矜持が一貫している。スパイ時代はバレット辺りの神羅に仇なすテロリストの監視だったが、セフィロス再始動後はセフィロスをどうにかする方向にシフトしていったと思う。
だがやっぱりアンチ神羅のバレットとはぶつかってしまうのだが、ここがケット・シーのすごいところだ。
最終盤、ミッドガルが全壊の危機に陥った頃、バレットはミッドガルに残してきた娘のマリンの安全を知ると一安心する。そこでケット・シーはバレットにブチギレる。
「なんで一安心してるんや。ミッドガルに住んでるのはマリンちゃんだけやないんやで! 確かにバレットさんの星を救いたいって使命は偉いですわ、誰も反対しませんわ。でもアンタの魔晄炉爆破で何人死んだと思ってるんや!? 星にとっては多少の犠牲、では済まされん、死んだ人にとってはそれがすべてだったんや!」
これを言える時点でケット・シー/リーブは仲間だとか、バレットに会社の一部を破壊された神羅の人間だとか、スパイだとか二重スパイだとか関係なく一人の人間として『FF7』で一番完成されている人間だと感じた。
残念ながら冒険ではクラウド、ヴィンセント、シドでプレイしていたため、この三人に欠員が出た時しか使えなかったが、今回一番好きになったキャラ。それどころか『FF7』で一番好きになったかも。
ちなみに後年の映像作品ではリーブのCVは銀河万丈氏。リモートとはいえ、あの渋いバリトンボイスでケット・シーの可愛いセリフを吹き込んでいたと思うとリーブさんの魅力がさらに跳ね上がる。
→ヴィンセント
元は神羅カンパニーの諜報部門の人間だったが、セフィロスの母親ルクレツィアといい関係になりそうだった時期があり、そのルクレツィアにひどいことをした『FF7』すべての元凶でもある宝条博士に逆らった結果人体改造され、魔物に変身出来るようになってしまった男性。
彼も直接セフィロスに恨みがある訳ではないのだが、自分が死んでいる間に生まれ、そして凶行に及び、死んだはずなのに生き返ってまた暴れているルクレツィアの息子を止めたくて同行する。彼はそういった壮絶な過去と現状があり、後述したい呪われた部分もあるのだが、無口であり発信力に欠ける。極め付きに彼は条件を踏まねば仲間にしないでもクリア出来る隠しキャラであるため、ムービーではヴィンセントを仲間にしなかった人と辻褄を合わせるため登場しない……。実は「セフィロスの本当の母と生い立ちを知る」というめちゃくちゃ重要なポジションにいるのにあまり物語に参加出来ず、でも参加すると発生する最終LIMIT技と最終装備発見イベントでは『FF7』に共通する「呪い」と「真理」に触れられるなど、重要な部分がすべて隠し要素になってしまっているのが残念。
<理想に生きるものたち>
星を救いたい、何か夢がある、といった人間。夢や理想の大きさはさまざま。
→バレット
本当に申し訳ない、何度やっても好きになれないキャラ。
まず最初の時点で魔晄炉(発電所)爆破という凄まじいテロ行為を行っており、その後も心境の変化はあっても「娘のマリンを想う」>「神羅が憎い」>「神羅が壊そうとしている星を守りたい」と、他人のための行動の優先順位が極めて低い。だがそれをちゃんとケット・シーがブチギレてくれるからなんとかよかったが……。
→シド
宇宙に行きたかったおっさん。宇宙へ憧れるがために神羅と提携していた時期もあったし、その宇宙行きの夢を阻んでしまった後の奥さんへの当たりが非常に強い。だがこういう渋いおじさんは昔から大好きで、こういうおじさんキャラは大体どの作品でも一番ではないが二番目くらいには好きになれる。
『FF7』は最初は超常と科学が混じった魔晄炉から始まり、外の世界に出てからはライフストリームという星の力という超常がテーマになり、クラウドたちはそのライフストリームと星の力、エアリスたち古代種や凶悪エイリアンジェノバといった超常の世界観との接触が続くが、シドはあくまでも宇宙に憧れるロケット親父で、最終盤で「俺はここまで魔法にも触れてきたが科学を信じる」というセリフがあったはず。ここが本当に頑固で……たまらない。
ちなみに前回のプレイでもシドをスタメン起用していたが、撃破数が少なくLIMIT技をすべて習得できなかった。そのため今回は味方への攻撃を引き受ける「かばう」マテリア+オート反撃の「カウンター」マテリアで撃破数を稼いだ。
そのLIMIT技もタバコでダイナマイトに火をつけてぶん投げる、シンプルにボッコボコに殴るなど、ネタとカッコよさの境のギリギリをさまよって両立させるいいキャラクター。
クラウド離脱時には代理で主人公に昇格する。エンディングムービーでは一番おいしい。
→ユフィ
誇り高かったはずの故郷ウータイが観光地になってしまい、それをどうにかするためにマテリアを集めて回るニンジャ少女。マテリアを集めるとどう故郷が変わるのかは不明。
彼女もヴィンセントと同じ隠しキャラのため、ストーリーにはほぼ関わってこない。申し訳ないが本当に語れることがない。多分ティファが紅一点になることを避けたのだろう。
→レッド13
星を見守るコスモキャニオン出身で、エアリスと同じく絶滅危惧種。人語を喋るケモノという割に物語への影響力はさほど多くなく、むしろ彼の故郷コスモキャニオンでのイベントが重要になってしまう。彼の目的は星の行く末を見守る、というものなのだが、ちょっと漠然とし過ぎてるな。ただしエンディングを見る限り、この戦いの目撃者→継承者→語り部となったのだろう。
<唯一無二のヒロイン枠>
→ティファ
拙作『アブソリュート・トラッシュ』に反映させるにあたり一番見直しておきたかったキャラ。
彼女がメインヒロインで、一番興味深く奥深いキャラだった。
まず、彼女が旅をする理由は神羅への反抗でもセフィロスを止めるためでも理想を追うためでもない。
批判に聞こえてしまったら申し訳ないが、後年の映像作品やリメイク版では完成された美貌の完全無欠のお姉さんっぽさがあるのだが、実はまだ精神的にはかなり幼い少女なんだと思う。
確かに優しい、よく気が付く、みんなからも好かれている、そしてムービーシーンでは思わず「でっか!」と思ってしまう程セクシーな体系なんだが……。クラウドの抱える謎に対して優柔不断で、思いやっているはずなのにそれが却ってクラウドを苦しめてしまったり、みんなの顔色を窺いすぎている気がする。
あとは自分の価値を軽く見ていないか? 自分のルックスが優れている、自分はみんなに好かれている、という自覚はあるんだろうが、それでもどこか刹那的というか、自分を大事にしていないように見られる場面が多く、それがセフィロスとの最終決戦前夜のクラウドとのイベントなんだが……。多分、「自分は容姿が優れているだけ」「それ以上の価値はない」と思っている節がある。
繰り返しになるが「容姿は優れている」「みんなに好かれている」「でもみんなほど精神的に強くはない」→「だから自分の価値は容姿だけ」というコンプレックスがあり、それがああいうやや危ういやけっぱちが感じられる肉感的な服装に繋がっているんじゃないかなって思ってしまうんだよな。そういう歪んだ自己顕示欲と寂寥による自己表現が、奉仕と献身であって、それは幼い頃からティファを中途半端に大人として扱った人間が少なからずいたからなんだと思う。だからなんかあのセクシーな容姿や服装は、メインヒロインとしてのファンサービス以上のものを勘ぐってしまう。
確かにティファはクラウドと同い年でもだいぶ大人だ。だが彼女もまだメンタル的にはギリギリ少女なんだよ……。だから危うい。
すべて邪推である。聞き流してくれてもいい部分はあるが、多分ティファという人間を一番過小評価しているのはティファ。
<問答無用のラスボス>
→セフィロス
人を殺す、星を壊そうとする、狂気的な言動、説明不能な超常的な挙動、クラウドを抉る言動の数々……。
だがセフィロスのすべてを解決してしまうセリフがある。それは『FF』オールスター作品『ディシディア』で、『6』のラスボスであるケフカとのエンカウントムービーでケフカに
「で……結局何がしたいの?」
と言われてしまうのだが、結局これがすべてだと思う。何がしたいのかよくわからないんだよな。何をしているかは大体わかるんだよ。メテオを呼んでライフストリームを集めるとか、そういう何をしているか、はわかるけど何がしたいか、っていう答えを一つにまとめることが出来ない。
多分、『7』のストーリーで登場するセフィロスはセフィロスじゃないんだと思う。本当のセフィロスは5年前にニブルヘイムで死んでおり、『7』で戦うセフィロスはそのセフィロスの思念体……複製品であり、それを動かしているのは結局ジェノバ。『7』で戦うセフィロス、後年の映像作品でも登場したセフィロスが微妙に会話がかみ合わず一方的に抽象的なことだけ言っているのはもうセフィロス本人が死んでおり、出てきているのはセフィロスを象ったジェノバの人形なんだと思う。
普通にすごくネタバレしてしまったが、ケフカの煽りセリフを念頭に置いてみるとやっぱり何がしたいのかよくわからないキャラであった。
<ここがすごいぞ『FF7』>
やっぱり序盤の舞台になるミッドガルの魅力が天井を突き抜けているんだよな。環境破壊で星を蝕む超エネルギーの発電所、町を支配する巨大企業、その地下に広がるスラム。その背景の荒廃っぷりが実にダークなサイバーパンクをしている。壁の落書きやモブたちも、そこで暮らしている感じが出ている。スラムの住人は荒っぽかったり、すごく悲観的だったり楽観的だったりするのにやっぱり「そこで暮らしている」って感じがある。地上に暮らす神羅カンパニーの恩恵を受けた富裕層も、嫌味があるけどミッドガルという町の魅力がすごすぎるからそこで暮らしているだけでミッドガルを補強している。
発電所は魔晄炉と呼ばれるのだが、『FF7』は魔晄炉が著しい環境破壊を起こしているから爆破するというシンプルテロから始まる。だがその魔晄炉が魔晄エネルギーを噴き出すムービーだけでもこの星と町の危うい魅力が伝わってくるんだよな。
逆にミッドガルから脱出した後のファンタジーっぽさは……。悪くはないんだが、やっぱりミッドガルや『ブレードランナー』のLAや『ニンジャスレイヤー』のネオサイタマみたいな近未来ディストピア都市が好きだから、どうしてもテンションは下がってしまうな。
あと、根底にあるのは「死んだものは生き返らない」ってことだな。
まぁ……有名すぎるから言ってしまうがエアリスは死ぬ。だが生き返らない。ゲームとはいえ、当たり前に「死んだものは生き返らない」が一貫しており、だからセフィロスも5年前にニブルヘイムで死んでいるから、セフィロスを模したセフィロスに『7』で立ち向かうことになる。
他にもバレットの妻、レッド13の両親、ティファの母……変わり種ではシドが愛したロケットも特攻作戦に使われて壊れて戻らない。そしてケット・シーがキレたように序盤のテロで死んだ人間も当然蘇らないし、エアリスが死んだことで古代種の血は途切れた。そして、クラウドも大事な人を亡くしていたことが発覚するが……。つまり死んだものは生き返らない。
だからこそ、死ねない体に改造されてしまったヴィンセントのかつての想い人であるセフィロスの母ルクレツィア、そしてヴィンセント自身も多分人体改造により死ぬことはなくなり、最終LIMIT技習得時のセリフは「また人間から遠くなった」みたいな感じだった。
そしてセフィロスは5年前にニブルヘイムで死んだはずなのに、その姿を使って何度も蘇らされる。
『FF7』では死は冷たく悲しいことだが、死ねないことはもっと苦しいと描かれている。これに今回でようやくたどり着けた。だからこそ限りある命を大切に生きていこうと思えるのだろう。
ありがとう『FF7』。命の大切さ、そしてティファという奥深いキャラ。大切に拙作に反映しようと思う。
でも最終的にはヴィンセントの命中率カンストの武器での「ひっさつ」+「HP吸収」が快適すぎた、が一番の想い。




