花子さんの睡眠方法
初めまして! レイと申します。
閲覧していただき、ありがとうございます。
良い所、ダメな所をご教授いただけると嬉しいです٩( 'ω' )و
「やった…! やったよ私! 居場所見つけた…見つけたよ!」
「ただし!」
「?」
桜が場を切り替えるように声を出す。
「さっきの「アトキョウトマラセテクダサイ」は何?」
「あぁ! それはね、せっかくだから外の世界で睡眠をとってみたいの! もうトイレ寝なくていいだなんて…私は幸せ者だな…。」
「トイレで寝る…?」
桜の頭の中は一瞬でクエスチョンマークで埋め尽くされた。
「あれ? そんなに変? 意外と寝心地はいいんだけど、日によって臭い日があるのよね。 昼寝する時は眩しいから、和式トイレの個室で寝るの! 和式トイレの膨らみの部分はいい目隠しになるんだー。」
「ちょっと待って。」
桜の目のハイライトが消えた。
「ん? 何?」
「いい目隠しって…あの和式トイレの膨らんでる部分って、小便の跳ね返りを抑える部分だぞ…。 そこに顔を突っ込んで地べたに仰向けで寝てるって事……?」
「ん? そうだよ? なんなら、うつ伏せで寝てるよ。
下にも膨らみがあるからさ、うつ伏せでも息が吸いやすい状態で寝れるから快眠できるんだよねー。」
花子さんは「別に変なところはない。至極当たり前な事をしてる。」と言わんばかりの顔で答えた。
「ひえっ…。」
桜は心臓がキュッとなり、その反動で声が少し漏れた。
「と、泊まるのはダメだ。 家族もいるし。 なんらかの原因でバレたらやばい。」
「えぇえー!! お願い、お願いです!! トマラセテクダサイ!」
桜はここで初めてトイレの花子さんを怖いと思った。
「排便を見せつけられる、可哀想なトイレの花子さん(達)ついに外に出る」を読んでくださり、ありがとうございます。
第四話は、花子さんと桜が色々とお話をします。
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