はじまり
テイマー要素は0
ただのプロローグです。
『それでは、良い人生を……』
……………
目が覚めた。
知らない天井が見えた。
「ふうぇーーーん!!」
どこからか赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
トットットット…ガチャ
誰かがこちらへ来た。
「どうしたの?お腹でも空いたかしら?」
優しい女性の声。
あれ?私に声をかけてる?
よく考えたら身体が思うように動かない。
泣き声も自分の喉から発しているようだ。
(え!?赤ちゃん?私が???)
どういうことだ?
私は夢を見ていたはず…
なんだっけ、えっと確か雲の上にいてそこで優しい女神様と話して…
め、女神!
そう!女神様と話した!
そうか…そうだ私は……
そこで私は女神様に死んだと告げられた。
信号無視した車に跳ねられたそうだ。
幸いにも?前世の記憶はおぼろげにしかなく、
跳ねられた時の事は覚えていない。
『あなたは死にましたが、これまでの行いから転生することが認められました。』
「転生?」
『そう、とはいっても現世で流行っている様な凄まじいチート能力は与えられませんが、1つ才能を授ける事はできます。』
何か望みはありますか?
その問にたしか私は、[動物と幸せに暮らせる力]を望んだ。
『わかりました。では、次の世では貴方にテイマーとしての才能を授けましょう。』
「あ、ありがとうございます。」
『ただし、あくまでも才能です。努力を怠ればせっかくの才能も意味をなさないでしょう。この才能を生かすも殺すもあなた次第です。』
「は、はい…」
『それと最後に…あなたは少し心の弱いところがあるようです。
しっかり自分を持って自信を持ちなさい。そうすれば必ず報われます。』
そして今に至る。
拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。
少しずつ成長していく様子を見守って頂ければと思います。
誤字等ありましたらご指摘ありがたいです。
次回更新はきまぐれです。
気長にお待ち頂ければ幸いです。