ある日その森に生まれた子供
主人公最強系が好きなのでそれに寄せて書いてみました!
あれ?ここは…どこだ…?
俺は目を開けるとそこには森が広がっていた…。
「ん?俺生まれたんだよな?なんで、周りに木しかないんだ?」
何を言っているんだと思うかもしれないが、だって本当に周りに木しかないんだもん!
なぜか産まれたてのはずなのに見た目は子供くらいだし、話すことも出来るし。いろいろな事が思考を巡っている。
「本当に何が起きているんだ?」
これはもしや転生と言う奴ではあるまいか!だかしかし、転生前の記憶なんてないしなぁ…。
だったら、この森に急にぽつんと生まれたのか…?
考えても分からないんだから考えるのはやめだ!せっかく生を貰ったんだからしっかりと生き抜かねば!
「グワァァァァァァァァァァ!!!」
な、なんだ!?急に動物っぽい鳴き声が聞こえたぞ…?
辺りを見回してみるとなんとそこには…
「く、クマ!?なのか…!?」
なんか俺の想像しているクマと全然違うんだが!?このクマめっちゃ強そうなんですけど!しかも、すごいスピードでこっち向かってきてるですけど!
「や、やばくね?早く逃げないと!」
よく分からないがせっかく生まれたんだからこんなすぐに死んでたまるか!猛ダッシュだ!
「…っと、あだぁ!!!」
こんな死にそうな時に足が絡まってコケてしまった。
「あ、やばいこれ食われるわ…」
コケてしまって後ろを向いたらもうそこにはヨダレを垂らしているクマらしき動物がいた…。
「やめてぇぇぇ!食べないでぇー!」
いや、待てよ?俺は知ってるぞ?これあれだろ?俺がクマに食われそうな瞬間に強そうな人が助けに来て、
「こ、この子は…まさか…」
とかそんな展開になるやつだろ?ふっふっふ残念だったな!クマさんよ!お前には食われてないんだよ!…
「って、めっちゃ食われてるよ!やばいって!死ぬって!」
でも…あれ?なんかおかしいぞ?食われているはずなのに全然痛くないし、血も出ていない。
なんなら、クマめっちゃ顔しかめてどっか行っちゃったよ!
「た、助かったのか…?」
はぁ……。よかった…。本気で死ぬかと思ったわ…。
「ふふふ、おかしな反応があったから来てみたら…、これはこれは…」
こ、今度はなんだ!?
彼に声を掛けた謎の人物は一体誰なのでしょうか…。