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物語と人格

この作品において特定の作品を誹謗中傷する意図は筆者にはありません。また書かれていることは筆者の創作手法であり、一般的な手法とは異なることがあります。

創作手法に絶対はなく、様々な手法があることに留意してください。


小説を書き進めていくと、いずれ物語とキャラクターの人格があわなくなります。

物語の都合で仲間と別行動させたいけど、このキャラクターは慎重だから別行動するのは性格的にありえない。

などです。

さて、物語と人格、どちらを優先させるべきでしょうか。

結論からいいます、人格を優先させてください。そして物語を書き換えて下さい。

もし、人格を優先させなければその時点でキャラクターは死に、単なる舞台装置になってしまいます。

ひどい時は作者の腹話術になる場合もあります。

キャラクターは作者の人形ではありません。作者の代弁者でもありません。ましてや作者の分身ではないのです。

本当にキャラクターを作り上げたいのならば、作者とはまったく異なる人格の持ち主だと認識して下さい。

変な話だと思いますか。

一般的な解釈だとキャラクターは作者の分身みたいなものとされていますが、これを間にうけないで下さい。

考えてみましょう。キャラクターが作者の分身なら、どんな小説を書いても同じキャラクターになってしまいます。

それではすぐに飽きられてしまいます。

決して、キャラクターを自分と同じ人間とは考えないでください。


さてキャラクターを優先させることによくある反論に人間の行動に一貫性なんてないから性格がぶれてもいいというものがあります。

これは問題のすり替えです。

確かに現実では性格がぶれることもあります。小説でも同じことがあってもいいです。

しかし、物語に合わせるために性格がぶれるのはよくないです。

今問題にしているのは、キャラクターの性格がぶれてもいいか、ではなく、物語のためにキャラクターの性格がぶれてもいいか、です。


物語のためにキャラクターの性格がぶれれば読者は気付きます。そして冷めるのです。

自分の好きだったキャラクターが、生き生きした人間とは思えなくなります。


よくキャラクターが動き出すといいますよね。筆者は物語と人格が衝突する時こそがキャラクターが動き出す瞬間だと考えています。


キャラクターを生かすか殺すか。

決めるの作者です。

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