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惰性的な異生活  作者: カゲユウ
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第1章 ギーナ王国編序章1

前のが失敗してしまったので新しいのを書きました。

なんでもない日になんもしないでダラダラするのが人生で得していると俺は思う。

ジーク・フレイはそう思いながら短剣でコボルト:ソードマンの頚動脈を切り裂いた。

周りに怠けている奴がいると無性に世話したくなるのが俺の悪いとこなんだよな〜

ヴェイン・ラーガスもまた考えながら剣でコボルト:ソルジャーの心臓を正確に突き刺した。

そんな二人を横目で見ながらアリア・タイルは初級火魔法「ファイヤーボール」をコボルト:メイジに当てて火だるまにした。

3人はいつものようにコボルト討伐依頼をこなしていくのであった。

「慣れてくると暇になるよな」

「お前は途中からサボってただろ」

「確かにね、ジークはいつもサボるからね。ヴェインを見習ってほしいよ」

「俺に言われても困るんだよなー。やることはしっかりやってから怠ける。これが怠惰の基本だからな」

自信たっぷりというジークに二人は呆れて

「「人に迷惑をかけないのも基本にしてほしい」」と言った。

ジーク達はたわいもない話をしていると、またコボルトが出現する。討伐数はゆうに50を超えていた。3人は出現したコボルト5体を殺ってから帰ろうと話した。

戦闘時間はたったの10分だった。コボルト自体がlv4〜8に対し、ジーク達は順に18・28・24となっているため簡単に殺せる。

その後森から出るために3人は歩きだした。






街についてから、3人は冒険者ギルドによった。日が暮れてきていて、中には他の冒険者が多くいた。そんな中3人は受付のところに行った。

「こんにちは、依頼の達成ですね。えーとコボルト85体の討伐ですので850ゼタになります。それと薬草の採取ですね。リープ草が5枚とカルダナの枝が20本ですので475ゼタになります」

「ありがとうございます」

「んーとねーこのクルトナの森に生息するリーフスライムのグリーンリーフの採取ってクエストできるかな?」

「こちらのクエストは、えーと可能ですね。

ただ、盗賊団のアジトがあるかもしれないとの情報があるので気をつけてください。あと、依頼の条件として保存状態のいいものを持ってきてくださいね。まあこちらの方はジークさんがいるので心配ないと思いますが…念のためですね。ではこちらが依頼書とギルドカードですね」

「わかりました、5日ほどで帰ってこれるように頑張ります」

「まだランクが下から2番目のFですから無理はしないでくださいね」

3人は頷き、ギルドを後にして宿に戻った。

「この後どうする?」

とアリアが聞いてきた。

「俺は必要なものを調達次第寝るわ。これ以上動くと過労死しそうでな」

「お前よりも俺たちの方が働いているんだがな。まあ俺も物資調達かな。どうせ出発は明日の朝6時だろ?」

「そうね、じゃあルートとかの確認などをしたいから3時間後の9時に204号室集合ね」

「了解〜」「分かった」

そんな感じで3人はそれぞれの場所へ散った。




Side ジーク

( あんまり討伐はしたくないのにあいつらが勝手に依頼を受注してくるから非常に面倒くさい)と心の中で思いながらギルド近くの道具やに寄った。

「いらっしゃい。坊主いつものか?」

「あぁそうだな」

と投擲ナイフ50本とポーション3種類を5本ずつに包帯、短剣を2本で合計600ゼタで購入した。

「坊主その顔はまた自分で作ったポーション買い取れってことだろ?何を持ってきたんだ?」

「まぁな、えーとハイポーションと魔力回復ポーションと強化剤と精力剤かな。どんくらいになりそう」

「うーんどれも品質は問題ないな。これなら適正価格で2850ゼタだな」

「分かったそれを売るよ」

「ほらよ」「じゃあなまた来るわ」

そんな感じの会話をして物資を揃えて、11時には寝れるといいんだがな〜絶対無理だよな〜。道中そんなことを考えながら宿に向かった




Side ヴェイン

二人と別れた後ヴェインは新しい武器を買いに来た。ずっと前から欲しかったものでやっと買える額まで貯まった。

「すいません、この魔剣ください」

「いいけど240000ゼタだぜ?お前そんな額もってるか?」

「はいこれでちょうどだと思いますが」

「たしかに受け取った、ほらよ、使い方はここに書いてあるからしっかり読めよ」

「わかりました、ありがとうございました」

ヴェインは欲しい剣が買えたことにより高揚感を感じたまま宿へと帰っていった。




ジークとヴェイン宿へと帰り、アリアのところへ向かっていった。

「アリア、戻ったぞ」

「こっちきて、今回の依頼の確認するから」

「オーケー」「了解〜」

二人はそう返事して204号室に入った。

なかでは日程やスライムの分布地点などが話されていた。結局ジークの願いが叶うわけもなく1時くらいに全員寝た。











翌日になり3人はクルトナの森へ向けて出発した。この森は街から北東の位置にあり、1時間程度で着くため意外と依頼などで来ることが多い。だだし奥地に行くと魔物が強くなってくるので注意が必要な場所でもある。

途中で薬草採取したり、ミドルカウを狩ったらして、昼ぐらいに森についた。

「ここで拠点作ってスライム探しに行くか」

「んーハンモック作りたい」

「先に拠点が先でしょ」

「それからハンモック作れよ」

「はぁ、面倒くさいなーじゃあ俺はそこらへんで使えそうなもの探してくるわ」

「気をつけてね」「気をつけろよ」

生返事してそのままジークは歩いていった。

2人はただただ心配だった。そんな予感がしていた。




Side ???

今日も仕事か。男は車に乗って会社に行った。ここから3日連続徹夜した。だが残業がまだ残っているため、少しの休憩をとって、男はそのまま永遠の眠りについたようだ。




Side ジーク

「お、スライム発見〜。従魔術の適性あったからやってみようかな〜。えーと、魔力を取り込めし魔の物よ、我に従い我の手下となれ」

ジークは従魔術の詠唱をし、スライムが青く光った。これは成功したらしい。


リーフスライム lv5

スキル 分裂lv3 吸収lv2 状態異常耐性lv4


と頭の中にこいつの情報が入ってきた。こいつはペットとして俺の怠惰ライフで重要になってきそうだ。そんなことを考えながらまたふらふら歩き出した。




Side ???

男は目を覚ました。

「ここは?ハッ!俺にはまだ仕事がどうしたらいいんだ!」

「落ち着いて下さい、影山優鬼さん。ここは神界です。あなたは過労死で死にここにきましたそして私は生命の女神ユースリーフィアです。」

「神界?女神?ここは死後の世界ってことか?俺はどうなんだ?」

「死後の世界でもありますが転生するための場所でもあります。あなたは異世界に行って10人いる魔王の何人かを殺して来てもらいます。そのために言語理解とアイテムキューブのスキルをあげましょう。また、好きなスキル又は武器を2つまで差し上げます」

「話が見えないんだが、要は異世界に行って敵を倒してこいってことか?そのために必要なスキルとチート物を2つ持っていっていいってことか?」

「理解が早くて助かります。それでは選んでください」

「じゃあ俺はスキル:時空魔法と世界の電子本を持っていく」

「わかりました。それでは所有権をあなたに移しました。今後は死んでもこうはなりませんのでお気をつけください」

「あぁ、分かった」

「では行ってらっしゃい」

女神はそういうと俺の周りに魔法陣?を展開させた。俺は光に包まれた。

視界を開けたら場所は森の中だった。その時

「お前は誰だ?なんでここにいる?」

とスライムっぽいなんかを持った男が聞いてきた。



Side ジーク

歩いていたら、何かが約40メートル先で光った。少し急いでいくと、そこには男がいた。とりあえずなんか聞かなきゃいけないから、

「お前は誰だ?なんでここにいる?」

男は戸惑っているようだった。そして

「怪しいものではない。私は他の世界からきた転生者だ。どうかここの森から出る方法を教えて欲しい」

と頭のおかしいことを言われた。

「すまん、なんか麻痺系の毒でもとったのか?解毒ポーションあるが飲むか?」

と聞くと、男はまた

「麻痺してないし正常だ。俺は影山優鬼だ。

別の世界で死んで女神ユースリーフィアによって転生した者だ。証明はこの世界の電子本と呼ばれるものでしよう。この本はこの世界の全ての情報が得られる。当然お前の情報もだ。えーと、ジーク・フレイ14歳 親は邪龍と魔族に殺されている。また、親は俺と同じ転生者だな」

「なんでそこまで知ってる?その本か?はぁ今日は面倒くさいことになりそうだな。まぁいいや一応案内してやるから色々とこっちのことも手伝えよ。後、親のことは他言無用だ。したら、なにがなんでも殺す」

俺は怒りながらそして呆れながらそう言った

男も納得したように「了解した」と言った。




ヴェインたちは焦っていた。ジークが1時間たっても戻らないことに対して。だが、その心配はいらなかったようだ。ジークが戻ってきた

「「どこ行ってたんだ(のよ)」」

「いやー面白いものを色々と見つけてな〜ふらふらしてたら時間かかったんだよ」

「で、そこの人は誰なの?」

「んー森で見つけて救助?してきた」

「喋れるのか?信用できるのか?」

「喋れるし、信用できると思うぞ。てか名乗っていいんじゃないか?」

「そうだな俺の名前は影山優鬼だ。女神によって転生した者だ」

「話を聞くだけだと嘘っぽいけど名前がジークの親と似ているから、信用できるね」

「それは有難い、えーとヴェインとアリアであってるな?それと勇者と聖女かな?」

「「!!」」

「ジークそれは他言無用のはずだぞ!教えたのか!!」

「落ち着けよ俺は教えてないしそいつのスキルだろ、てか父さんにあってんならそんくらい理解しろよ。はぁ面倒ごとが増えただけでつかれてんだからさぁ」

「あぁすまん信用してるんだが、嫌な予感がしてな」

「気にすんな」

「で、これからどうすんだ?俺らは薬草採取があるからそこに行くけど、お前は?」

「俺はお前らについて行くよ手伝う約束だしな」

「てかその必要なくなったんだよな〜」

「どういうこと?」

「これを見ろよ」

ジークが見せたのはリーフスライムだった。

「こいつから取れば採取の依頼簡単に達成できるだろ。俺はそれよりも優鬼の方が心配なんだよ。見た目は18歳くらいだが中身は39歳のおっさんなんだよ。あと役所で発行手続きとか色々しないといけない。つまり面倒ってわけだ」

「なら、俺らのパーティーに入れればいいと思うんだがどうだ?」

「私はいいと思うよ」

「んーそうくるとは思わなかったけど俺もそれが一番安全でこの先楽できるんじゃない。てか、それなら年齢合わせた方がいいだろ。お前時空魔法で自身の年齢操作できるだろそれやって14歳の身体にしてくれ」

「いやちょっと待ってくれ俺はここにくるまで時空魔法のスキルは教えてないぞどうやってわかった?」

「世界の電子本には載ってないはずだぞ俺の真眼はだってこれは父さんからの遺伝だし、このスキルは神器の干渉不可だったはずだからな。」

「なるほどな。で、俺は戻せばいいと。えーと、こんな感じで 戻れ 」

そう唱えた瞬間優鬼は光に包まれ14歳くらいの体型になっていた。

「へぇこんな感じなんだな、いろんなとこで使えそうだなって声が高くなってる!」

優鬼は前より子供っぽい声になっていた。

とりあえず俺らは街に帰ることになった。帰ったのは夜だったので役所は閉まってるのでギルドに依頼の報告がてらステータスカードとギルドカードの作成をやろうと思ったが、面倒ごとは昔からあいつらがやることになってるから、よろしくーって感じで俺は宿まで逃げてきた。そしてそのまま眠りについたのであった。



Side ジーク以外のパーティーメンバー

あいつ次やったら半殺しにしてやる。ジークが眠りについた頃ヴェインとアリアはジークに面倒ごとを押しつけられたことに対しての怒りで満ち溢れていた。だが

「いいから早く登録しよう」

優鬼がその空気を壊した。2人とも

「「そうだな(ね)」」

といいギルド内に入った。

中はいつも通りの喧騒だった。その中を入っていき受付で依頼の薬草のグリーンリーフを渡した。

「状態も完璧ですね。これでしたら報酬は10000ゼタですね」

「いつもより高いですね」

「えぇ状態がいいのに加え、新鮮かつ形もいいですからそして何よりノーマルサイズより一回り大きいからですね」

「なるほど、それともう一ついいですか?」

「いいですよ」

「ステータスカードとギルドカードの発行手続きをしたいのですが…」

「えーと犯罪などで取り上げられたりした方ですか?」

「いいえ、無くしてしまったらしいので再発行ですね」

「わかりました少々お待ちください」

そう言って、受付嬢のマルリーナさんは奥から魔道具を持ってきた。

「この道具はステータスを調べるのに使います。手をこの球体の上に置いてください」

優鬼が手を置くと球体が光り、下にあるステータスカードに書かれていく。

ユウキ カゲヤマ 14歳 lv450

スキル :神域の現人神

加護:「神々の祝福と加護」


なんかやばいとこの場にいる4人は思った。なぜならステータスが異常すぎるから。マルリーナさんはギルドマスターのバロワーさんを呼んできてギルドマスターの部屋で話すことになった。

「で、君は何者なのかな?」

ヴェインが答えた

「転生者ってご存知ですか?ギルドマスター」

「あぁ、ジークの父親天皇寺 翔真もそうだろ」

「やはり知っていましたか」

「当然だろう、ただここまで異常ではなかったがな」

ここで優鬼が答える。

「今回俺が転生したのは魔王を1体以上の討伐だ。それの後援をギルド側にしてもらいたい。中身が39のおっさんだからこの喋り方なんだが、どうも子どもの声になってるせいで生意気を言ってるようにしか聞こえないらしいがまあいい。条件はこんなもんだ」

「んー全部は無理だ。そして当然必要ならば自力で用意してもらいたい。だが、協力はなるべくしてやる」

「ありがたい」

「それとこれな」

ギルドマスターはステータスカードとギルドカードを優鬼に渡した。

「ありがとな」

そう言ってヴェイン達ははギルドを出て宿に向かった。それを追う影がいるのをまだヴェイン達は知らない。




Side 謎の集団

「準備はいいか」とリーダーらしき人物が呼びかけた。手下のものはただ頷き、作戦を開始した。



追跡に気づいたのは優鬼だった。優鬼は2人の脳に直接語りかけて伝えた。そこからの行動は簡単だった。人気のないところに行って敵を誘い込んだ。敵は投擲用のナイフに毒を塗ったものや各属性の遠距離系攻撃を使って攻撃するがアリアの聖属性の「神壁」に阻まれて全く効いていない。その間に優鬼がヴェインに威力増加などの魔法をかけ、ヴェインは広域雷魔法の「雷龍の咆哮」を使った。ただ1人だけを残して、殲滅した。

「お前は誰だ?」

「んーいきなり魔法撃つなんてひどいなー」

「ん?ジークか?」

「あぁそうだな」

と答えたと同時にアリアは光属性と雷属性のの複合魔法「ホーリーレーザー」を放った。

「それを躱せるならジークじゃないわね。だってあいつ近接関係のスキル習得しづらいはずだからね。必然的に音より早いこれを避けるのは無理なのよ。それであなたは誰?」

ジークの偽物だった男はフードを外した。

「お前は魔族いやルシフェルだななんでお前がここにいるんだ!」

ヴェインが叫んだ。

「それは当然転生者の始末に決まってるでしょう。あなた方の友達の父親を殺したようにね」不気味な笑みを浮かべてこちらに近づいてくる。そこに、

「何したんだ?」

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