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令嬢はたくさんの顔を持つ  作者: ぱるしろ
5歳
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オベリア・フォン・ミリア5歳

連載できればいいなと思っています。はじめてに近いので読んでいただけるだけでありがたいと思っております。ぜひよろしくお願いします!!

 ディエス王国の公爵家に生まれた令嬢オベリア・フォン・ミリアは5歳の時高熱を出し寝込んでしまった。


 原因は知恵熱だ。


 前世の記憶が大量に流れ込んできて体調を崩したのだ。


前世の私佐々木百合子は売れっ子恋愛作家だった。


年齢=自身の恋愛はしてないものの友達などの恋愛談を取材し恋愛小説書いてそこそこ稼いで普通に生活していた。


だが、そんな普通の生活は三十路を迎える日突然幕は落ちた。


締め切りギリギリに書き上げ寝不足の中出版社に持っていこうと駅に行き電車を待っていた時ホームから落ちホームに入ってくる電車に跳ねられ前世の私は死んだ。


まだ書きたかった。読んで欲しかった。死の間そう思っていた。


そして、佐々木百合子は転生を果たしオベリア・フォン・ミリアとして第二の人生が始まった。


記憶の整理がすんだ頃には熱は下がり医者からもう大丈夫だと言われベットから動けるようになった。


「おはようございますお嬢様もう起きられて大丈夫なのですか?」


「おはようランタナもう大丈夫よ」


フィルは私専属メイド栗毛セミロング美人で優しくお姉さんの様な存在だ。


「湯あみがしたいの準備お願い」


「かしこまりましたすぐ準備いたしますね」


寝込んでいて身体は拭いてもらっていたのだけどそれでもそれでもね。


「ん?ランタナ?」


「なんでしょうお嬢様?」


湯あみをしようとしていると使用人服を着たランタナまでもついてきたので


「なぜ入ってきたの?」


「え?お手伝いのためですが?」


そういえば寝込むまえまでは手伝ってもらっていたのだった。でも前世の記憶の影響で女性でも裸を見られるというのは恥ずかしいので今度からは1人ですませるようにしようと思い。


「こんどからは一人でいいわ」


「…」


フィルが目を見開き反応がしなくなる


「ランタナ?ランタナ~?」


名前を呼びながら手をランタナの目の前で振ってみる


しばらくしてきを取り戻したのか


「おっお嬢様まだお熱が!?すぐお部屋に戻っておやすみに!!」


えぇぇぇそんなに心配されるの!?いや、でもランタナにはとっては手伝いをするのは当たり前でそれが普通だったせいか衝撃がおおきかったのだろう。羞恥に耐えてでもお願いしたほうがいいかしら?


「熱はないわ冗談よお願いしてもいいかしら?」


「本当に大丈夫なのですか?」


「本当に大丈夫ですわ」


「無理されてはいけませんよでは湯あみのお手伝いさせていただきますね」


過保護~なぜこうも過保護なんだ!!前世の私なんてあんまり構ってもらえず死ぬまで反抗期だったぞ!!


「ウへへ、お嬢様の肌お嬢様の肌…ジュルッ」


強烈な寒気身の危険を5歳で感じるなんてジュルって…


「ランタナやっぱり明日からは1人で湯あみするわ」


「なっなぜですか!?」


身の危険を感じるからですよ!!私はレズっ子でも百合っ子じゃないんだから!!


「熱を出して私は生まれ変わったのよ、なにごとにも頼りすぎては私のためにならないわ」


身の危険を感じるとは言えなかったのですこし頭のおかしいと思われそうなことを言っておく


「お嬢様本当に大丈夫ですか?頭とか」


ランタナ意外と失礼ね!!声のトーンも本当に心配したような声だったし特に頭をほんと心配したような声だった。

いいわこの先もきっと私は奇行を続けるのだろうし今のうちになれなさいランタナ

身の危険を感じる湯あみを終え支度をすませ朝食をいただく

朝食はパンとポタージュにサラダいつものメニューだ。


「ミリア身体の調子はもうよくなったのかしら?」


朝食を同じ時に取っていた母オベリア・フォン・アデルが心配そうに聞いてくる

ほんとこの世界は過保護だ。

見た目以上にお母様は若く長い美しい金髪碧眼におっとりした顔つき社交界では華でこの国の王妃様と仲がいいとか昔はさぞモテて競争率高かっただろう…ぜひ取材してネタにしたい


「ミリア?」


お母様を凝視しながら考えているとほんとうに心配そうな顔をしてあせりだす。

かわいいその一言です。


「大丈夫ですわ今日もお母様はお美しいなぁと思っていただけですわ」


「まぁミリアったら」


照れるお母様、お美しいというよりかわいいのほうが強いけどお母様の年齢でかわいいというのはだめだろう


「昔はさぞおモテになられたのでしょうお父様はどうやってお母様を落とされたのかしら」


「うふふ、ひ・み・つ」


狙ってしてるのでしょうか?破壊力強すぎますわ~

かわいいお母様と豪華な朝食を堪能した私は家にある書庫に行くことにした。


「ねぇランタナ?本ってこれしかないのかしら?」


本棚には本は数本あるだけ内容は歴史などを少し書いた程度

はっきり言ってすくなっ!?


「残念ながらこのオベリア公爵家が所有する本はこれだけでございます。」


「少ない理由をランタナは知っているのかしら?」


「本の紙が輸入だよりなせいかと我が国にはまだ紙を作る技術が伝わっていませんので」


紙を作る技術が伝わってない?他国では作れるといいうのに?


「紙は高価ということかしら?」


「高い値で取引をしているとか本でもこの数でもかなりのものかと」


う~ん…紙の技術がまだこの国にないなんて恋愛小説書くまえにいろいろ整える必要があるのね。紙の精製は前世の知識があるしものさえそろえれればいけるわね。


「お嬢様本に興味があっるのですか?」


「本に興味があるというより本を書きたいのよね」


「本を書かれたいのですか?本当に大丈夫ですか?朝からいつものお嬢様じゃないといいますか…」


「私はいたって正常よ」


早く慣れてもらわないと!!

5歳の私に今できることはそれほどないだろうしもう少し歳をとる必要があるわね今できることは限られるまずは語学や身体づくりに2年ついやそうそう思い私は書庫をあとにした。2年後7歳私は動き出す




読んでいただきありがとうございます!!

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