表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

01 怪物 1

この小説は自己満足のために書いています。


誤字、脱字があるかもしれません。


よろしくお願いします。

自分がいつ生まれたかは覚えていない。誰からも、この世界については何も教わっていない。だけど、自分がこの世界で怪物と呼ばれる種族であること、人間にとって天敵であること、怪物は見つかると人間の騎士団や魔法使いに殺されること、その騎士団や魔法使いなどを何故か知っていた。


だけど、何故知っているかはつい最近まで気にしていなかった。



* * * *




日が昇り始めたとき自分はいつも通り、住処である谷の洞窟で目を覚ました。127日間ここに住んでいる。ここに来る前はとある遺跡に住んでいたが自身の6倍はある竜型の怪物に襲われ何も抵抗できずに空へ投げられた。さらにその前は海岸の洞窟に住んでいたが蟹型のグロテスクな怪物に襲われ命からがら逃げた。更にその前は……


と、あげたらきりが無い。同じ怪物と戦って自分より小さい怪物、自分より弱い怪物を見た試しがない。自分の身体情報は体長2m体重300kgで四足歩行方向。体は茶色の体毛に覆われ、鋭い爪を持つ熊型の怪物である。前に水に自分の体をうつしてみたら、熊そのものだった。


目を覚ましたらなにをするのかというと特になにもしない。他の怪物は大抵人間の所に行き、暴れて殺されている。何故暴れるかはわからない。目を覚ましたらじっとしている日々を繰り返す。怪物は食事は不要であるので本当になにもしない。


その日の夕方過ぎのことだった。洞窟の外からドラゴンの咆哮が大音量で聞こえた。外に出るとはるか上空を一体の竜型怪物が飛んでいた。真っ直ぐ北を向かっていた。たしかその方向には人間の街があったはずだから、おそらく人間の所に行き暴れるのだろう。


…気になった。


だから、竜型怪物が飛んで行った方向へ向かった。

早く人間になり…


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ