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疲労困憊

 全ての幸せを手に入れることは出来ないけど、全て正しい選択をする事は出来ないけど、それでも、目の前にある幸せぐらいはしっかりと掴みたい。それだけは手放したくない。

 一度転んだってまた、起き上がって歩くのが大切なんだ。僕は、もう一度このパーティーで歩き出すよ。



「マスター、本当にごめんなさいニャ」

 皆で歩いて宿に帰る道。ユキはこれまでの事について謝ってきた。

 それは良いのだけれども、問題はユキの過去に僕が関わっている事だよな。

 何でユキの人生に僕が出てきたのか、このパーティーそうなるように仕組まれているのか?

 とりあえず難しい事は後にして、お風呂に入ってゆっくり寝たいよ。今日はさすがに疲れた。

「そうですねマスター。今日のマスターはいつもの三倍は頑張ってましたもんね」

「いつも思うんだけどサリナ、勝手に心を読んでそれに返答てさ、僕にもプライバシーってものがあると思うけど?」

「こ、心を読んでませんよマスター…サリナの独り言ですよ」

 これは絶対に嘘だ、心を読んでる。

「だから読んでませんよマスター!あっ…」

「読んでるねサリナ」

 サリナは全力で目をそらして口笛を吹き出した。こいつある意味強いな。

 こんな感じの四人で歩く道。以前なら当たり前すぎて何も感じることは無かったけど、こんな風に歩けることがどれだけ幸せなのか今なら分かる気がする。

「優人…」

「リンナどうした?」

 リンナは少し不安そうに、弱く尋ねてくる。

「大丈夫なの?」

 大丈夫?何についてだろ?

「何が?傷ならしっかり治してもらったから問題ないぞ?」

「そうじゃなくて、ユキのことよ。刺してきてまた同じ目に遭わないとは限らないじゃない?もちろん、信用してるけどさ、次もあったらって考えるとどうしてもね」

 リンナの不安は分からないでもない。言うなれば一度裏切った人間をもう一度パーティーに入れてるのだ。普通だったら切り捨てて三人で行動するべきだろう。

「じゃあリンナはユキを捨てるか?」

「そういう訳じゃないけどさ…」

「まあ、いいじゃん。ユキも反省してるし、反省してる人間を捨てるのは酷い話だろ」

 失敗したら謝れば良い。ダメだったらやり直せば良い。

 人生いつだってやり直せる。

「優人は優しすぎるよ…でもそこが好きなんだけど…」

「えっ?なんか言った?」

「何でもないわよ!」

「でも、さっきなんかボソボソって」

「変態ロリコンて言ったのよ!!」

 聞かなきゃ良かったよ。まさか暴言吐かれてたなんて…



「やっぱりお風呂は癒されるわ〜」

 宿に戻ってのお風呂。大浴場が一日中開いていて、いつでも入れるようになっている。しかし、時間的な問題で今は誰もいない。

「これだけ大きいと泳ぎたくなるのは人間の性てものかな」

 欲を抑えられず、バシャバシャと泳ぐ。

 この世界で温水プールでも経営してまったりと暮らしたいな〜。

「わーい、おっきいお風呂だニャー」

「ユキさん、走ると転びますよ」

「たかだかお風呂ではしゃぐなんて子供ね」

「とか言いながらリンナさんも大浴場の話したら目が輝いたじゃないですか」

「そ、そんなことないわよ!」

 こ、これは見つかるとまずいのでは?

「さて、マスター居るのは知っているので出てきてください」

 サリナの声に驚きつつも、投降するように両手を上げながらみんなの前にゆっくりと歩いて行く。

「さあ優人、そこに座りなさい」

 リンナが指したのは、シャワーの前だ。

 大人しく座ると。

「さあ、マスター。今日は三人でマスターにご奉仕するニャ」

 ご、ご奉仕?

「何で私までこんなことを私が」

 リンナが恨めしそうな眼でこちらを見つめる。

「嫌なら戻ってもいいですよリンナさん」

「はぁ?別に嫌じゃないし!」

 やっぱり、かわいいなリンナは。

「じゃあ、早速ご奉仕しますねマスター」

 三人で分かれて僕の体をゴシゴシと洗ってくれる。

 ユキは手を洗って、リンナは背中を、サリナは前を洗ってくれる。

「何デレデレしてるのよ」

「だって、みんなの手が柔らかくて...」

 プニッ!!

「リ、リンナさん流石にそれは」

 リンナは洗っていたタオルを取って、自分の体で僕をゴシゴシと...

「リンナさんやりますね。私も挑戦してみます」

「ユキもやってみるニャ」

 リンナが無駄に頑張ってしまったおかげで、柔らかい肌の感触に全身を包まれる。

 これ以上はヤバイ、僕の下にあるヤバイものが色々と大変なこともとい変態なことに...

「マスター気持ちいいですか?」

「私のほうが気持ちいいよね優人?」

「なに言ってるニャ、ユキが一番に決まってるニャ」

 体全体にこの世のものと思えないような快感が全方向から襲ってきて、僕の全身が大変なことに...

「ヤバイ、このままじゃ僕の理性が...」

 三人のプニプニに包まれながら、目の前が真っ暗になった。

皆さま大変お待たせいたしました。

そして僕は旅をすることになるの最新話でございます。

新生活が始まり半月ほどが経過しましたね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

会社、学校にはもう慣れてきましたかね?

もうすぐゴールデンウィークが来ますよ。

やったー大きな休みがキタ━(゜∀゜)━!

私は大きな休み好きなのですが、次に行く日が辛すぎるので3連休ぐらいを小分けにして消化したいなとか考えてます。まあ出来ないんですけども。


それでは内容の方を少し、ちなみに今回はサービス回です。優人羨ましいぞ!俺と変われー!

そんな感じで羨ましい今回です。

それでは今回も楽しんでいってください。

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