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奇妙な人間

 しかし、街全体がモンスターとはどうすれば良いのやら。

「マスター、街全体と言っても、街の人たちは操られているだけだと思います。なので、操っているモンスターを倒せば、街の人も元通りになると思いますよ」

「1人の操作でこうなっているわけか。てか普通に心を読んでるよね!?」

「気のせいですよ♡」

 サリナに心を読まれるのも慣れてしまった。

 話が一段落してみんなで雑談をしていると、突然部屋の扉が開いた。

「えっ?何事?」

 みんなが開いた扉の方を見つめると、女将さんがおどおどしながら部屋に入ってきた。

「すいません。本日のお代を貰うのを忘れていました。お代を頂いてもよろしいですか?」

 完全に忘れていた。

 いつもならば、泊まる時に支払っていたのだけど、忘れてそのまま入ってしまった。

「すいません忘れていました。受付に持っていきますので少し待っていただけないですか?」

「わかりました。受付にいますので、よろしくお願い致します」

 僕はサリナから引き出した時に余分に引き出しておいたので、それで足りると思っていた。

 ポケットを探り、入っているコスモを全て出してみた。

「うわ、これじゃ足りないな」

 サリナが満面の笑みでこちらを見つめてくる。

「さあさあマスター、私からコスモを取り出してください」

「やっぱりこうなるよな」

「私、マスターになら何されても....」

「ちょっと優人、サリナといつも何してるのよ!!」

 リンナが話に入ってきて、更にややこしくなる。

「仕方ないだろ、サリナの胸を触らなきゃコスモを取り出せないんだ」

「だったら私の胸を揉みなさいよ!!」

 なんだこのパーティーは、痴女ばっかりかよ。

「さあさあマスター、早くしてください♡」

 サリナはぐいぐい胸を差し出してくるし。

 僕も覚悟を決めて、サリナの旨に触れる。

「あぁん、マスター、そんなに優しく触れてぁぁ♡」

 僕の手が柔らかい感触に包まれる。

 胸に触れたので、コスモが出てきた。

「何ニヤニヤしてるのよ!!私の胸の方が気持ちいいに決まってるのよ!!」

 リンナは叫んで僕の片手をつかみ、胸に手を当てた。

「ど、どうよ////私の方が気持ちいいでしょ////」

「僕の両手に違う柔らかさが....ピニャーーー!!」

 さすがに耐えられず、コスモを抱えて部屋から逃げ出した。



「マスターに逃げられましたね」

「仕方ないわね、今回派引き分けにしておいてあげるわ」

「私の胸にメロメロでしたけど、逃げ出してしまったので引き分けにしておいてあげますよ」

「サリナは何を言ってるの?大きければ良いってものじゃないわよ?次はそれを証明してあげるわ」

 本人の知らぬところで再戦が決定していた。



 何はともあれ、街を見て相手の情報を手に入れないと。

「そんなわけで、ちょっと街の様子を見に行こうと思う」

「どんなわけだか分からないけど、行ってみるニャー!」

「そうね。どんなわけか分からないけど行きましょう」

 心が読めないユキとリンナはどんなわけか分からないと強調したきた。

 良いじゃないか。許してくれよ。

 準備をして宿を出る。



 街の中心らしきところに着いた。

「ここが街の中心なのか?」

 そこには古ぼけた役所?みたいなのと、今にも崩壊しそうな民家が並んでいた。

「これは、人は住んでいるのかニャ?」

 人が住めるような状態では無さそうだった。

「マスター、あそこに人が居ませんか?」

 サリナが指す方に人影が見えた。

「ちょっと優人、あそこの人と喋ってきてよ」

「えっ?僕なの?」

「あんたリーダーでしょ。ちょっと話を聞いてきてよ」

 僕達が見つめる人影はゆらゆらと揺れている。

「い、嫌だよ。怖いよ。あれ、幽霊とかそんな感じのものだよ。リンナが行ってきてよ」

 人間とは思えないような揺れ方をしている。

「な、なんで私なのよ!男でしょ、それぐらい頑張ってよ」

 結局、僕が行くことになりました。

「こ、こんにちは」

 揺れていた人影は、近付いて見てみると普通の人だった。

「フヒヒ......」

「あ、あの、ここは良い街ですね」

「キヒヒ......」

「儲かってまっか?」

「イヒヒヒヒヒヒ......」

「お邪魔しました(ペコリ)」

 お辞儀をしてみんなの所に戻る。

「優人どうだった?」

「あれは人間じゃないよ」

「はい?よく分からないんだけど」

「何を言っても奇妙な笑い声しか出さなかった。めちゃくちゃ怖かったよ」

 すると、なぜがリンナに抱きしめられて頭を撫でられた。

「よしよし、怖かったね。私がいるからもう安心よ」

 リンナの胸は温かくて優しい香りがした。

「チョップ!!」

「痛っ!」

 ユキのチョップが脳天を直撃した。

「マスターもリンナもイチャイチャしすぎだニャ」

「マスター、対策を考えましょうよ」

 サリナにまで怒られた。本当にすいません。

「マスターの話を聞く限り、街の人は完全に操られていますね」

「でも、誰が操っているのよ」

「おそらく、この街で一番権力のある人が、街の住人を集めて洗脳したかと」

「権力のある人?村長かしら?」

「はい。その可能性が一番の高いと思います」

 村長が洗脳して街を廃れさせているのか?

 モンスターと戦うのは構わないけど、洗脳されている一般の人は巻き込みたくない。

 街の人はいきなり洗脳されて、今までの幸せをすべて奪われた。

 何が何でも街の人たちを解放してあげないと。

皆さまお待たせ致しました。まっさんです。

投稿は来週の予定でしたが、書けましたので早めに投稿することにしました。

今回も謎の街で散策です。

そして皆さまお楽しみのコスモを取り出すシーンとか、リンナのあんなシーンとかも!?

優人くんは優しいので、下心はありませんが、僕ならちまちまコスモを取り出すと思います。

だっておっぱいを合法的に...

これ以上言うとやばい気がしますのでやめておきます。

やっぱり大きいは正義!!

それでは、今回もお楽しみください。

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