No.14 '`後夜祭─後編─ヶ゛
甘口、辛口感想どんな感想でも待ってます〜
ここで、キャラ紹介なのだ!
やっぱりまずは主役から!
本多泰世(15♂)
身長:165cm(リアルな作者の身長w)
体重:54kg(これまたリアルな体重w)
趣味:食事・睡眠・読書(またまたリアルな趣味w)
特技:速読
性格:意外と鈍感で、もの事に気付くのに遅い。ちなみに我が儘だったりマイペースだったり人に併せたりする。気分屋?
備考:本多財閥跡取り、以上!(ォィ
という訳で(No.13の続き)戻って来たのだが……かなりのカップルが出来ていて、所構わずイチャついている。
志流真…どういう事だ?
「し知らないって!俺も泰世追いかけた時はこんな雰囲気じゃ無かったし!」
すんげぇ慌てようだ。
この様子だと嘘はついてなさそうだな……多分。
にしても腹減ったなぁ…何か残ってないかなぁ…サラダ……サラダ……
な……い…………
ちょ、もう一度探してみよう……サラダ……サラダ………サラダ……サラダ……サラダ……
やっぱり無い……嘘だ。
俺が飛び出した時には山みたいにあったのに!!
悪夢だぁ…サラダ、円、ドリアン……全て悪夢だぁ……!
俺は頭を抱えて、沈んでみた。
「ぁ〜ごめんごめん。ほら、サラダの代わりにステーキで───」
「肉なんかいるかぁ!?」
軽く志流真の言葉を遮り、持ってきたステーキを上段蹴りで蹴飛ばす。
ステーキは綺麗に弧を描いて、志流真の頭上を越え、酔っ払った河中島千沙のカップルの間に落ちた。
もーまんたい、もーまんたい。
さて、俺は不幸が起き続けるので、何だか面倒臭くなり、テーブルの下に潜り込んだ。
暗くて落ち着く……まぁ、外も暗いけどさ。
「じぃーーーーーーっ」
何やら背後から非情に痛いと言うか、怖いと言うか、何と言うか殺気?
「じぃーーーーーーっ」
うん、やっぱり痛いほど感じるね。
しかも声も出してるし、間違いなく誰か怨念の塊的な奴いる。
どうするか……恐怖心がすんげぇ湧いてくるし…
誰か確認するか……?
『じぃーーーーーーっ』
声がデカクなったし、確認だけでもすっか…
恐る恐る確認する。
そこにいたのは……
誰……?
「深山梨華…同じクラス…知ら……ない…?」
深山、梨華っすか?
大変申し訳ありませんが、存じ上げません。
頭をさげる。
「そう……」
そういって、持っている本に目線を落とす。
不思議系天然キャラ発けェエエ工ん!!?
「私は…天然じゃない。」
らしい、が、しかし、一般的にこんな暗い所で本を読んでいる奴は十分に不思議だぞ!?
「気に…しない…」
そうか…
…
……
………
…………
……………
………………
…………………
………………………
長い長い沈黙。
一番このタイプの沈黙が嫌いだ。
こいつは苦手なタイプの女子だな。
どーするか。
何か話するか?
何ていう名前の本を読んでいるんだ?
随分分厚いが……
「近親相姦『守の場合』」
───
言葉を失う俺。
つまり十八禁って訳ね?
不思議系天然系ヲタクキャラか……ヤバイな、志流真を越えるヲタクキャラの登場だな。
後々厄介なことになりそうな雰囲気を醸し出してるし、ってかそんな雰囲気以外感じられないね。
どいつもこいつもキャラ濃いわ。
今後俺のツッコミ兼ボケ兼ナレーションがツッコミ兼ナレーションになりそうな気がして、仕方が無いのだが……
ふと梨華の近くにある皿に目がいく。
サラダ……サラダだ、サラダの生き残りだ!
サッとサラダに手をだした。
あれっ?無くなった?
「私の。」
くれよ!少しぐらい〜野菜が好きなんだよ〜
「私も……」
サラダが盛られてある皿を、三角座りしたあの三角の部分に確保して、時折サラダを食べる以外ビクともしない。
あとページを捲るとき。
さて……突如強敵が現れたな。
どうやるか……
とりあえずサラダは確保したいけど、梨華という強敵が鉄壁(?)の守陣を引いてるし……
どうしたモノか……
ん……?
背後からなら深山も油断してるんじゃ……?
サッと、下から抜け出して深山の背後の位置に立ち、呼吸を整える。
今宵の最終決戦が今から始まるのか……
頬をパンパンッっと叩いて準備万端。
一気にテーブルの下に潜りこむ。
サラダ……あら?
サラダは?
「………貴方、バカね?」
背後から深山の声がしたので振り向く。
サラダと本を持って、俺の真後ろで優雅にスカートを揺れながらこちらを見ている。
その目には若干俺を非難するような目をしている。
ようするに、俺はまんまと罠にかかった訳ね……?
………目眩が…………
─────────
ここは……?
見慣れた部屋だな。
ぁ、俺の部屋か。
夢……だったのか…?
寒いですね〜そう言えば先日大阪でも雪が積ったですよ!!寒かったんですけどね……